ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

食いしん坊一家

この頃、食わず嫌いの人が意外に多いことに驚いている。
私は、「これ、おいしいよ」と言われれば、
すぐに口に入れてしまう食いしん坊。
我が家のこどもたちも唯一苦手なものはゴーヤで、
それ以外は好き嫌いがない。

アルジェリア、オランダ、ドイツ、ポーランド、香港、
イギリス、アメリカ、タイ、韓国、中国、モンゴル等々と
かなりの国や地方のお菓子を食べてきた。
「これ、おいしいから食べて~!」と言われれば、
ヤギのミルク紅茶(だったはず)だろうと、
ピータンだろうと材料がそもそもわからないものだろうと
「我が家にアレルギーの人はいない!」と、まずは口に入れる。

夫はお腹が弱いので、切り込み隊長は私。
辛すぎてこどもたちが食べられない、ということはないか
チェックも兼ねて一番に食べ、
「うーんと…いままで食べたことのない味。
砂糖と小麦粉…以外の材料がわからない。」というような
全くグルメリポーターに向いてない私の言葉を聞き、
我が家の子どもたちはそれぞれに興味津々、
好奇心一杯の顔で口に入れ、
「この材料はきっと…」とか「これはおいしい!」とか
「あぁ…海外の味…」と口々に言う。

新しいものはどんな味か食べてみたくなる!
そういう風に食い意地が張っているのが当然だと思っていたので、
海外のお菓子をどう?とママ友に聞いたら
「食べたことのないお菓子はいらない」と言われたり、
「海外のお菓子をもらったけれど、食べたことがないから食べて」と
知り合いからもらって、
えぇ?食べたことないものは食べないの?!と驚いた。

フィンランドのパル一家もかなりの偏食家で、
大阪で、レストランやカフェの看板写真を見ても
「うぇ~」とか「アァ・・・無理無理」という顔をして、
何軒もパスした。
食べたことがあって、おいしくなかった?と聞くと、
そういうわけではなく、
そもそも食べたことがない料理なのにパス、と。
現地の人がおいしいって言う食べ物なのに?
アメリカ人の知り合いはココイチだけで
一週間過ごせる!というほどにカレー好きよ、
ロンドンのパルもカレー好きだよ、と言っても
カレーもパス。

なんだかもやもやした気持ちを抱えたのは私だけではなかったようで
花子が帰りの車中で、
「私は日本にないものでも、とりあえず食べてみる。
おいしくなくても、なんでも、それも面白いのにね!」と言っていて、
やっぱり食いしん坊一家の我が家とは違ったね~と
みんなでしみじみ思った。

 

 

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