ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

お盆には見える!

お盆のときにフィンランドのパルにお盆の紹介をした。
高校生のときにフランスのパルにお盆の紹介をしたときは、
「日本の文化の一つで、宗教的行事。亡くなった人や祖先が
お盆には帰ってくると信じられていた。」みたいな素っ気無さで。

でも、こどもができてから変わりました。
フィンランドのパルには「宗教行事の一つで亡くなった人や祖先が
帰ってくるといわれている。実際、私の祖父は帰ってくる。」と。

娘が生後半年のときに私の母方の祖父は亡くなった。
入院ばかり最後はしていて、娘との写真も娘が3ヶ月の夏に1枚だけ。
それなのに、娘が1歳半の頃、夜中の2時ごろに一人でいないいないばあを
するようになった。「なにしてるの?」と聞くと、
「じいじと遊んでる。」と。へぇ~と思っていたら、
それから「じいじがくるから、電気つけて。」と言い出すようになった。
どこのおじいさん?!と怖くなったので、ちょっと見える友人に
「娘に知らない霊が見えるらしい。」と相談したら、
よく見える知人に話してくれたらしく、その人から
「亡くなったおじいちゃんがかわいさのあまり遊びに来ているだけ。」と
言われた。まぁ、おじいちゃんなら…と放置していたら、
2歳の冬、実母と私と娘でショッピングセンターに行ったとき、
娘はニット帽を指差し、「じいじの好きな帽子!」と。
母と二人で固まりました。祖父はいつもニット帽をかぶっていた。
そんな写真は一枚もないのに、娘が知っているなんて!!!!
娘のところにきていたのは、本当に亡くなったじいじだったらしい。
棺に入れてないのに、相変わらずニット帽をかぶっているのかぁ~と思ったり。

という話をフィンランドのパルにした。
お盆を過ぎたあたりから、うちの子達はなんだかいろいろと見えるらしい。
お盆の法要で一番後ろに座ってお寺で読経を聞いていた子どもたちが、
ちらちらと後ろを振り向くばかりして、「前向いて!!」と注意し、
読経後に「なんで後ろばかり見るの?」と聞くと、
「膝を痛い、痛いとさするおばあちゃんの声が大きいから、つい。」と
上の子二人に言われたときは、ぞぞぞぞぉ~!!でした。
二人ともお年寄りがよくする手で膝をさする動作つきで…。

そして、末っ子もついに「お化けでた!」と言いだした。
「知らないおっさんやった。」と。それは、きっと亡くなった祖父の
ことだろうなぁ、とアルバムを出し、「この人やろ?」と私が
祖父を指さすと、「ちゃうで!これはじいじやん。」と。
私の両親も含め、一同、絶句してしまった。
祖父の顔なんて、知らないハズなのに知っているなんて。(遺影も見たこと無し)
じいじ、遊びに来すぎだから!という話しになりました。
じいじではないどこかの知らないおっさんもうろついているというし、
ぞぞぞぞぉ~!です。
末っ子は帰るとき、「お化けにもバイバイいる?」と聞いていた。
お化けにも礼儀正しい息子です。


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