アメリカのパルから久しぶりの手紙が届いた。
彼女のところは”私の憧れの”三人姉妹で、我が家の子どもたちと
絵の交換をたまにしている。
上は8歳同士の女の子なので、それなりの意思疎通できそうな
絵を描いていますが、下二人のペアに至っては、
芸術過ぎて理解できません、というレベル。
斬新で、現代アートの巨匠もびっくり!に違いない。。。
そんな彼女の真ん中の娘ちゃんも9月から小学生、
うちの真ん中の息子と同じ年齢ですが、あちらは9月入学なので
一足先に入学したことになる。
彼女は次女ちゃんの入学をとても心配していて、
「なぜなら娘はaphasiaなの。」と。
aphasia:失語症
えぇ~!?とびっくりした。全く知りませんでした、
2年文通していたけれど。
私のパルたち、自閉症、ADHD、LD(学習障害)という子どもを
もつママさんが多い。
全く知らない世界で、ママさんたちから教えられることも多い。
先日、テレビで芸能人がダウン症の息子を告白、というのをしていた。
”告白”っていうのも変な話だよなぁ~と思いつつ、観ていたのですが
内容もとっても微妙でした。
高齢出産がいかにダウン症の確率を上げるか、という話に私は感じた。
20代の出産では1600人に1人の確率のダウン症が、
40代では30人に1人になる、と。
女性よ、早く産みなさい~!という話か?いらん世話!と私は受け取ったけれど、
ママ友は「ダウン症の補助がこんなにあるのね。」という話に受け取っていた。
観る人により全く違った感想。
そのTV番組、放送されてから数日間、ずっと私の中でもやもやしていた。
なんか抜けてる気がする、なんか違う気がする…と考えていて気付いた。
あれは”不妊治療”と同じ目線なんだ!
不妊治療は基本的に”女性に産めない何かがある”という感じで捉えられる。
高齢出産の話も同じ。
若い女性と40歳の男性では、同じなんです。
”老化する”のは、卵子だけじゃないのに、そういうポイントは抜けていた。
女性の出産年齢だけではなく、その相手の年齢によっても確率は
変わってくるだろうに、卵子の老化だけを取り上げるというところに
とーっても違和感を感じた。
私の周囲にも娘の学校にも少ない障害児の話を海外のパルにすると、
驚きと違和感を語られる。
「じゃあ、彼らは一体、日本ではどこにいるの?」と。
特別な学校に行っている、と話しつつ、その違和感を私も感じた。
メキシコも健常者と障碍者を分けて教育するらしいが、
「それがいいのかどうかはわからない。」と
メキシコの支援学級で教師をしているパルが言っていた。
違和感はあっちにもこっちにもごろごろ。