香港のパルから日本語の質問がよくLineでくる。
「みんなで大きいお皿から食べたいから、
シェアするお皿が欲しい。なんてお店に言う?」と日本語で。
それはもうそのまま言っても通じると思うけれども
「お皿を○枚ください。」でいいと思うよ~と回答。
このくらいなら簡単。
たまに変化球の質問もある。
例えば、先日聞かれたのは「ナチュラルメイクって、なんですか?」
ナチュラルメイクは薄く自然に見えるメイクで…
しかし、その実、ナチュラルメイクが実は一番難しいメイクで、
基礎を作りこんでいるらしい、
と話したら「基礎って、どういうこと?」と聞かれた。
素肌っぽく見せるために肌を作るんですよ!と話したら、
「めいさんは、ナチュラルメイクに入りますか?」と。
それに私が入るか…あぁ~、えぇ~、うぅ~と悩む。
本人はナチュラルメイクのつもりですが、メイクの範疇に
入れてもらえていないレベルかも、と日本語学習中の人に語りだす羽目に。
「ポテトチップスを若い人はポテチと言うそうですが、
めいさんはポテチって言いますか?」とかもう変化球ですよ。
”若い人”=ポテチ、
それを言い出した人は誰!?
私が若いかどうかが”ポテチ”で試されるわけ?
うちの末っ子4歳児、ぴっちぴちの若さですが”ポテトチップス”って
言っているから!省略してません、となぜか必死に”ポテチ”と
言わない若者もいることをアピールする。
昨日の質問は娘さんが日本から持ち帰ったお土産のお菓子。
各種スナック菓子だったのですが、それがすべて”うま塩味”で、
「うま塩って、なんですか?」
・・・うま塩のうまって、馬ではなく、うまみのうま…のハズ。
あれ?合ってる?と不安になり、検索。
うまみ調味料のうまみ、ですよ~と日本語で説明したものの
わかったのかしら?
彼女は娘さんに各種日本のお土産を注文していたのですが、
それがまた指定が細かい。
メーカー指定!のおもち、梅干し、スナック菓子…
女子大生の娘さんが「日本で服を買いすぎたから、私へのお土産減った!」と
パルはひどく悲しんでいた。
日本のお菓子は香港でも手に入るから、と娘さんと日本のお菓子を買いに行ったら
「これは日本の倍以上の値段よ!」と
日本から帰ってきたばかりの娘さんに言われたらしい。
しかも、娘さん、おもちでスーツケースが重量オーバーしたとか。
どれだけおもち買い込んだんだ…。
娘さんは「ママのおもちのせいよ!」と言い、
パルは「娘は服を日本で買い過ぎたね!」と喧嘩してました。
そんな彼女に日本と香港のお菓子交換を提案したところ、
すぐに「是!」(はい!の中国語)と。
リクエストありますか~?と聞いたら、
「びっくりでいきましょう!」と。
最近、日本語学習中の人からよく聞く”びっくり”。
イギリスのパルもアメリカのパルも言っていたし、
香港のパルも言うのか…
でも、日本ではそれ「びっくり」と言いません、
すでに「サプライズ」で日本語になってますから!
”びっくりしましょう”と言われるほうがびっくりです。
予算は1000円で、でも、中身は”びっくり”ですから。