スイスのパルから手紙が来た。
前回、私は「モンスターペアレンツ」について書いた。
子どもたちが小学校に入る前、モンスターペアレンツって、
どんなものなのかしら?とその遭遇にドキドキした。
実際は、滅多に「どっひゃ~!!」な話は聞かない。
それでも、たまに「我慢できなくて。学校に抗議した!」
という話を聞く。
それらは「そりゃ、抗議に行くべきだわ。」
と納得のものばかりだったりする。
例えば、ケガをしたので迎えに来て受診するようにと言われ
病院に連れていくと「なんで救急車で来なかった!!」と
医者から怒られるレベルだったとか、
ちょっとした擦り傷でお迎え要請がきたとか…
???というところは多少ある。
そして、そういう保護者の怒りへの対応がまたお粗末で
モンスターペアレンツはモンスター教師が作り出しているんだよ、
と思わずにはいられない。
そんな話をスイスのパルにしたところ、
「日本ではそれでモンスターペアレンツなの?じゃあ、私も
スイスのモンスターペアレンツだわ!」と。
例えば、彼女の娘ちゃんはお勉強がよくできたので、
小学生時代、いつも勉強が苦手な子に教える、
先生のアシスタントのようなことをさせられていたらしい。
娘ちゃんはそれが嫌で学校に行きたがらなくなり、
パルは学校にテストを受けさせたい、と言ってテストを受けたらしい。
そして、彼女の娘ちゃんは見事、飛び級したとさ。
どっひゃ~!!
彼女の息子くんの先生はアルコールの臭いをぷんぷんさせて、
あまりにもひどくて、
そのときもパルの夫が学校に抗議に行ったとか。
それは、行くわな…。
パルの子供時代、(今から30年ほど前)は、
「スイスの教育は素晴らしい!」なんて言われていたのに、
いまとなっては…とぼやいていた。
私が子どもの担任の言動にぼやいたとき、
現役小学校教諭のママさんが言った。
「諦めるか育てるか、よ。」と。
・・・そんな2者択一、どっちも無理。