衝撃的なニュースだった。
英語教員、TOEIC“合格”2割 京都府中学「資質」はOK? : 京都新聞
京都府教育委員会は9日、京都市を除く中学校の英語科教員で、本年度に英語能力試験TOEICを受験した74人のうち、府教委が目標として課した英検準1級に相当する730点以上を獲得したのは16人で、約2割にとどまることを明らかにした。最低点は280点で、500点未満も14人いたという。府教委は「英語科教員の資質が問われかねない厳しい状況だ」としている。
このニュース、どう解釈するのが適切なのかしら。
中学といえば、先生は土日も部活で忙しいだろうし、
自分の専門科目を勉強する時間もないだろう。
TOEICなんてものがあるから、英語教員だけ戦々恐々とするけれど、
では、数学検定などを受験したら数学教員はどのレベルになるのかしら?
社会の先生は検定が存在しなくてラッキーね、と思ったり。
それにしても、英語を教えている先生たちが英語が思ったよりできない、
という事実に驚いた。
でも、私はもっと驚いたことがある。
アメリカ人でアメリカの私立中学校で日本語を教えている、
というアメリカ人と文通を始めた。
「…この日本語レベルで日本語を教えているの?!」と
最初の日本語の手紙で絶句した。
漢字も少ない、文法もおかしい、助詞の使い方も違う。
これでは英作文、ならぬ日作文添削なんて無理でしょ。
日本語って、誰でも教えられるの?資格はないの?
資格いらないの?と驚いてしまった。
Honestly,I teach super simple Japanese to my students,
so please don't worry that I am teaching them bad Japanese.
(正直、私はすーっごい基礎しか生徒に教えてないから、
私がひどい日本語を生徒に教えているって心配しないで)
ということなので、「あぁ~、ほっとしたわ。」
とはならないんですけれど…。
同じことが日本の英語教育にも言えるのかも。
いやいや、日本の英語の先生はもうちょっと英語できる!
…と思いたい。