ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

英語の教科書にびっくり

中2の花子の英語の予習に付き合った。
「へー、そうなん?」
「あら、こんな熟語がここで登場?!」と
各種、驚きや発見があった。

口語表現が増えたとは聞くけれど、本当に増えていた。

"Oh, did you?"
"I see."
"How come?"
"Guess what?"

"How come?"はアメリカのパルたちがよく言う口語表現。
「なぜ?」という意味。
"Guess what?"は「当ててみて?」とか「なんだと思う?」
という感じで私もよく使うし、よく聞く表現だけれど
教科書の訳は「あのね」だった。
「あのね」…へぇ…。

つい英英辞典で引いてしまった。
"used to show that you are going to say sth surprising or exciting."
(sth=something)

(驚いたり興奮したりするようなことをいうつもりのときに使われる)
「あのね」か…。
「ちょっと聞いて!」とか「当てて!」、「なんだと思う?」
という日本語を言いそうだけれど、
今度から、「あのね…」と話し始めることにしよう。
「先生あのね」のあの作文を思い出したわ。

「あのね…」で話し始めるとき、
なんだか悪いことが続く気がするけれど。
私だけなのか?
「あのね…」と改まって言われると、何?なにを言う気?と
ちょっとドキドキするわ。

そうかと思えば、中2の新出単語にhobby(趣味)、
えっ?習ってなかったの?vacation(休暇)だとがdolphin(イルカ)
だとか出てきていたのに、hobbyまだ、だったの?と驚いたり。

教科書の中では交換学生プログラムでフィンランドに行き、
1週間ホームステイするの!という話があった。
フィンランドでホームステイとは。
花子は全訳をしたい主義らしい。
春からの新しい英語の先生が「カタカナは英語」と言ったらしい。
おぉう、先生からの挑戦状だ!と俄然、花子は燃えていた。
そして、「英語の質問がある!」と言う。
どんと来い!と聞くと
「パーティーの日本語は?」と。
「桜の木の下でたくさんの人々が食べたり、歌ったりと
パーティーをしていました。」と訳してしまったから、
「パーティーの日本語教えて。パーティーの複数形の日本語。」と。
パーティーの日本語…ほら、あれ、年配の人が言う”パーチー”、
あれなら日本語?とふざけつつ、「宴会」かしら。
ところで、日本語に複数形ってないんですけれど、
1つのりんごも4つのりんごも”りんご”。
宴会ズなんて言わないから!
桜の下で飲んだり食べたり歌ったり、それ全部ひっくるめて
”花見”でいいのでは?それが一番自然な日本語でしょ!と思ったり。

日本語訳、楽勝…と思っていたら、「ホームステイの日本語は?」と。
「家庭滞在…」と訳してから、いや、それ変。
夫は「居候」、私は「下宿」…と訳してみたけれど、
もうホームステイは日本語になっているって、と花子に話した。
寧ろ、ホームステイに一番ふさわしい日本語がもう思いつかない。

花子の好きな?英語の先生(50代)はいつも辞書を持っているらしい。
きちんとした内容を教えようという思いなのね、と好意的に話すと、
「辞書は発音がでないから、スマホで調べてよ!」と
先日、生徒に言われたらしい。
「先生のスマホでは声に反応しないんだよなぁ。。。」と
言いながら先生がスマホに話したらしい。
「オッケー、ぐるぐる」
教室、爆笑だったとか。
公立の中学校で授業中にスマホを使用する先生たちの話を聞くたびに
正直、複雑な気持ちになる。
先生って何?集団教育の意味って?学校って、なに?と。