ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

『人生リセット留学。』

 

人生リセット留学。 (ソノラマ+コミックス)

人生リセット留学。 (ソノラマ+コミックス)

 

人生から逃げたくなってロンドンへ半年留学した漫画家の
コミックエッセイ。
ロンドンで玉の輿!!なんてこともなく、
ロンドンでモテてモテて、英語ペラペラで
某大手企業に就職!!なんてこともなく、
普通に留学を終えて普通に日本に帰ってきて、
そのままの生活を送ったところがとっても好印象!
そうそう、現実はそんなものでしょう、と。

本の中で「ネイティブを目指すのが間違い!」という意見に
私も激しく同意。
ラテン系のマシンガントークに入っていけない等は
とても面白かった。
スペイン語の早口って、もう本当にすごくて
どこで単語切れてます?と思うほど。
日本人が英語を話そうと性格が変わらないように
ラテン系の人たちに限らず、何語を話してもその人の素が
でるのよね~と思う。
言語を変えただけで性格を変えられるわけではないので当然といえば当然。

日本では友人たちに「どS」と褒められる私、
ロンドンのパルは「あなたの皮肉、大好き!」と言う。
イギリス人も負けず劣らず、皮肉好きだからかと。
ただ、”皮肉”は高度な言語で相手を選び、小4の息子はたまに
「いまのほめた?皮肉?」と聞いてくる。
小6の花子に「嫌味やって!!」と教えてもらっている。

ミッドライフ・クライシス、中年の危機。
ふといままでの人生を振り返り「私って一体…」と思い返し
理想と現実のちがいをまざまざと感じる、
そんな大人の思春期だと本の中では語られていた。
私の知り合いのママさんたちはちょうどその年齢だけれど
こどもが小学生ということもあり、身動きできない人も多い。
子どもが中学になったら!高校になったら!と夢を語っているけれど
きっと子どもが大きくなったときに、
ミッドライフ・クライシスが来るのだろうなぁ、と
ふとそんな気が本書を読んでした。

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