音楽関連の漫画が最近、増えた気がする。
『のだめカンタービレ』
『四月は君の嘘』
『ピアノの森』
古いマンガでは『いつもポケットにショパン』
私が中学生時代は『おしゃべりなアマデウス』も大好きだった。
『のだめ』と『おしゃべりなアマデウス』以外は
1巻だけ読んで、私の好みではない…と続編に手が伸びなかった。
ピアニストやピアノの先生ですら熱く推してくる
『ピアノの森』も、私にはいまひとつ…。
そして今日、久しぶりに、コレいい!!と思える音楽の漫画発見!
既刊の3巻をすぐに買って読めるkindle最高!と思ってしまった。
『僕のジョバンニ』。
ピアノでもバイオリンでもない、チェロ!
チェロの世界~!!と3巻まで面白く読めた。
続編が楽しみな漫画がまたひとつできて、うれしい。
あらすじは、船が遭難し、チェロに導かれて岸に辿り着いた少年に
チェロを教えた少年。
天才的なその少年の才能に気づき親友はライバルとなり…。
才能に圧倒されてなにもできなくなるというのを
ハイフェッツ症候群というらしい。
凡才を凌駕し、彼らのペースを崩したハイフェッツに由来するらしい。
一生懸命に練習したのに、上には上がいる、
自分の才能の上限を一瞬にして知ってしまう、
そんな天才に一生に一度お目にかかっただけでも素晴らしいことだわ!と
思ったり。
うちの子たちも、「ガーン!!」(←昭和的表現と最近、馬鹿にされるけれど)と
きて、猛烈に猛烈に練習…なんてことはないものか。
うまいこがいれば「うまいわね」「頑張っているわね」「えらいわね」と…
もうちょっと競争心はないのか?!と思うけれど、
車の中や食事のときの競争は凄まじく、
「もっと端に寄って!」とか「唐揚げは最初何こ?いまみんな何個目?」と
その兄弟げんかにかける競争心を音楽とか勉強に活かせば…と思う親は
きっと私だけではないはず、とハイフェッツのバイオリンを聴きながら思った。