ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

乙女の祈り?

花子の発表会の曲、すごい。
なにがすごいって…選曲ミスった?と思ってしまうくらいすごい。
今年は”乙女の祈り”を弾きます!


牛田くんの乙女の祈りもいいけれど、

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花子の場合はまず弾く前に「よし、弾くぞ!!」と気合を入れて
自分の顔を叩く。
「もしかして、塩もまく?高見盛か?」と
ピアノの先生に前回のレッスンでも突っ込まれた。
「ピアノに塩はまかない!」と花子は言いつつも、
「気合入れて弾くから!」と長袖もまくる。
「ついでにハチマキもする?」とピアノの先生にまた突っ込まれ…
そしてかーなーり気合の入った”乙女の祈り”。

・・・いやいや、乙女の祈りなの、これ、オトメ!!と
先生に突っ込まれる。
「花子ちゃん、何を弾いているかわかってる?」と聞かれ、
「オトコの祈り!」と。
あぁ、確かに気合たっぷり…押忍!押忍!なオトコの祈り。

ペダルとかでごまかせます?と、つい先生に聞くと、
「ペダルはメイクと一緒よ。」と名言が出た。
うわべを取り繕ったところで、元は隠せないから、と。

「やわらかく弾いてね~」とダメだしをしつつ、
「トリルは上手ね」と、ほめることを忘れない先生に
「トリルすごいでしょ?トリルをするようになってから
指相撲で負けなし!!」と鼻息荒く言う花子に
先生も「花子ちゃんだけよ、トリルで指相撲、無敵って言っているの」と
相変わらずの花子に呆れられた。
「先生も指相撲、無敵でしょ?」と聞いた花子、
「もういいから、さっさと弾きなさい」と言われていた。
レッスン見学しているんだか、漫才見ているんだか…。

 ピアノの先生が読譜がうまいこ、リズムが正確な子、と
それぞれに長所があるという話をしてくれた。
「私は?」と花子が聞くと、
「花子ちゃんのすごいところは、そのメンタルの強さよ!
あんた、なに言われても強いわよね。
口開かずピアノ弾いていたら乙女なのに~」と先生に
心底、残念そうに言われた。
「花子ちゃんのこと、発表会でしか知らないママさんは
女子力高そうって勘違いしているのよ」
と言われた。
勘違い、是正しないでおいてください、とお願いしてレッスン終了。