ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ピアノ発表会

先日、ピアノ発表会があった。
今年は以前、我が家のこどもたちが弾いた曲を
選曲した子たちも多く、
「これ、耳にタコで聴いたなぁ…」と懐かしかった。
弾く人が違うだけで、こうも違うのか?!という
キラキラしたモーツアルトを弾いた子がいた。
花子が同じ曲を弾いたとき、
「なに?この拭い切れないベートーベン臭?」と
先生に言われたものです…。
”ベートーベン風モーツアルトです!”と花子は言っていたっけ。
「~風とかいらんねん!」と突っ込まれていましたが。

花子がいたときの発表会は、
ベートーベン、ベートーベン、ベートーベン、と
作曲家はベートーベンしかいないのか?
というほどにベートーベンの曲ばかりだった。
今回はショパンが5曲続いた。。。
ショパン、もうおなか一杯…。

ピアノの発表会、同じ先生の生徒さんでも弾くメンバーによって
ガラリと雰囲気が変わる。
花子が小さいときの生徒さんたちはドレスふりふりの女子ばかり。
その後、男子生徒がどんどん増え、
オーケストラとピアノ演奏した子、
音高へ進学した子、文武両道で進学校へ進んだ子…と
どちらにも秀でた生徒さんにあふれた時代を経て、
いまはまた急激に若返っている。

つっかえたけれども、なんだか彼女の音楽を感じたわ!と
言いたくなるようなエリーゼのためにを弾いた子がいたり、
完璧なのに機械みたいな演奏をする味気ない子がいたり、
将来性を感じる演奏だ!と期待させる演奏があったりした。
ミスタッチもなければ、リズムも完璧なのに、
なんだか眠くなる演奏の子もいれば、
練習が足りないのは聞いていてわかるレベルながら
このこはなんて楽しそうにピアノを弾くのだろう!と
見知らぬ私でも思う子がいたり、
森林の中で深呼吸をしたくなるような音楽もあれば、
無味無臭のものもあり…多様な音楽があった。

先生の友人のゲスト演奏が各種あった中で、
聴いた瞬間から、「無理…」となったものがあった。
好みの問題なので、私と夫には無理!だったけれど
きっと好きな人は好きなのだろう。
しかも、その人がトリだったので、
私と夫は帰ってから、ひたすら良質な音楽を脳が求めた。
ピアノ発表会でショパンが続いたからか、
夫はショパンをひたすらyoutubeで聴いていた。
そのyoutubeが私もお気に入りのピアニストで、
ショパンのシの字も知らなかった夫が!!と驚いてしまった。
夫が聴いていたショパンはこのピアニスト。

www.youtube.com私はショパンはもうお腹いっぱいで、疲れすぎて
違う作曲家を…と求めたのはバッハ。
癒される。

www.youtube.com「次こそはもっと完成度を高めよう!」と毎年、発表会後に思う。