ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

告白

最初の衝撃が幾分か和らいだ頃合いなので、
ちょこっと告白。
実は、糖尿病と診断された。4か月ほど前に。
きっかけは血液検査の血糖値が200を超えていたことだったか…
とりあえず、また病院でも採血をされHbA1cを調べることになった。
HbA1cは糖尿病の人の指標のひとつ。
血圧のように、「ちょっと今、緊張していて…」で
急激に上がることはない。
1,2か月分の血液の通知表。恐ろしい響き。
そこで、私が最初に叩き出した数値は9.8%。
5.9%以下が正常で、9を超えると教育入院なんていう話も
ネットには転がっている、そんな恐ろしい数値。
「これは予備軍ちゃうで!」と診断される。
四の五の言わずに、もう服薬開始!と薬も処方され、
「思い当たる節は?」と聞かれる。
両祖父が糖尿で、両親が糖尿で、叔母も糖尿で…まだ聞く?
体重も平均体重ちょい超えなのに、もう糖尿?と
気持ちの整理がつかないまま調剤薬局へ行くと薬剤師さんに低血糖の時は、
と説明をされながらブドウ糖を渡される。
いや、全く状況に追いつけない。

糖尿病患者が周囲にいない人には遠い話に思うのだろうけれど、
親戚にも近くにも糖尿病の悪化から足が壊死した人もいれば、
血液透析の人もいる。
身近にある怖い病気…ではあるけれど、まだまだ先だと思っていたのに、
もう?いまから服薬?と数日、落ち込んだ。

しかし、体重が平均の倍あるわけでもないのに糖尿になったことは
やっぱり遺伝要素も大きいのだと思う。
そして、それは確実に私のこどもたちにも遺伝している。
ここで私が食生活などを変えることは、こどもたちの糖尿病を
遅らせることもできるかもしれないと思い、始めてみた。

最初の数日は蒸し野菜とササミ、鶏むね肉、大豆製品だけだったところ
ヘルシーすぎるとクレームがきた。
そうか、やりすぎか。
糖尿病にはどうやらカロリーよりも糖質を気にすることが大切らしいぞ、
と本を読んで知る。
血糖値が上がりにくい食品、低GIも重要。
ということで、朝食はオートミールとヨーグルト。
昼と夜は主食を玄米&雑穀米&もち麦
間食は諦め、筋トレがいいということで、スクワット10回。
目標は糖尿病の合併症になりにくくなる7%と医師に言われる。

次の採血のときにHbA1cは8.6%、その次は7.2%,その次は6.4%。
6.4%は糖尿病予備軍レベル!
「どうやったん?」と医師にも薬剤師にも聞かれたので、
かなり下がった珍しい方なのだろうと思う。
一番効いたのは「玄米」だと思う。
低GIの玄米、腹持ちがよく、眠くならない。
玄米生活を一緒にさせられている家族まで、気づけば痩せた。
こどもたちは「白いお米が食べたいよー」と
戦時中のこどものように言っている。
スクワット効果も大きく、足の筋肉があり得ないほどについた。
「なにそれ!!」と友人たちに驚かれたほどに。
(なぜスクワットか、簡単に鍛えられる大きい筋肉、ということで)

スーパーやコンビニでも生クリームに目を奪われるけれど
カカオ72%のチョコとナッツがギリギリOKな間食、
ということにしている。

この生活をして数か月、気づいたことがある。
いかに私が甘いものでストレスを発散させ、気分転換にも
甘いものに頼っていたか…。
どうやってストレス発散すればいいんだ?!と糖尿病になって途方に暮れた。
いまは見つけた。
「花を買う」ことにしている。
新しく見つけたお気に入りの花屋で疲れたときには花を買う。
「自宅用で、華やかに!」とか
「自宅用で、季節感が欲しい。メインはこれ!」と指定したり。
花屋の店主とも顔見知りになり、
「今日はどうしましょ?」とお寿司屋さんでの会話みたいになってきた。
家に来た友人たちに「花、よく買っているわねー」と言われて
ハタと気づいた。
いままでのケーキ代が花になっただけということは、
それだけいままでケーキを食べていたのか…と。
甘いもので安易にストレス発散できなくなったので、
花を買いきて家族で楽しむことにする。