ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

"Mrs Jeffries and the Feast of St Stephen"

"Mrs Jeffries and the Feast of St Stephen"

kindleセールのときに買っていた本。
ミスマーブルのようなミステリー本だと思って買った、
というところまでは正しかった。
読み始めて気づく、ミステリーは好きではなかったことを。

きっとこれは、あれだわ、「コージーミステリー」、
cozy mystery。cozy は気楽に読める軽いジャンル。
ブラウン神父(ドラマにもなっている)と同じで、事件は1つだけ起きて
凄惨な現場も、暴力も血みどろな事件もない。

おばちゃんたちがしゃべったり、聞き耳を立てたり、
ほんわかと証拠が集まって、ふんわりと着地する。
暴力も血みどろも好きではない私にもコージーミステリーなら
ミステリー小説読める?と一度、読んでみたことがある。
そのときは翻訳版。コーヒーの本を読んだわ!

面白くなかった!
山場もなければ、盛り上がりもなく…と
二度と挑戦しなかったのに、どうして英語なら面白く読めるかも?
なんてことを考えたんだ、私は!と自分に憤りながら読んだ。

あらすじは、クリスマスの晩餐で上流階級の男性が毒殺され、
犯人は晩さん会に出席した人か?
誰に利益があったのか?と…。
ミステリーをあまり読んでいない私でも
「犯人はきっと…」と思った人が犯人だった。
こんなにわかりやすくていいのか?
これがコージーなのか?しかもこれ、シリーズ化された人気作!
二度と、コージーブックスには手を出すまい。言語を問わず!

しかも、時代小説で、上流階級のお屋敷とくればメイドも
各種、種類があって、馬車も、なにもかもが知らない単語尽くし。
ダウントンアビーの世界だった!
部屋の名前すらわからない!
drawing room…お絵描きの部屋か?
上流階級はお絵描きの部屋まであるのか?と思ったら
drawing room;応接間
そのほかにmorning roomもでてきて、こちらは居間、
そしてdayroomまで出てきた、こちらは談話室。

22冊目の洋書で、ついに200万語を超えた。
洋書を読むコツは日本語の読書と同じ、「好きな本を読むこと」に
尽きる気がする。
日本語で読まないような本はやっぱり英語でもきついし、
日本語でよく読むような本は類推も簡単でわかりやすい。
高校生の娘が私の洋書の本棚でおすすめを聞いたので、
「恋愛小説に限る!」と答えておいた。
古今東西、恋愛小説ってあんまり変化ないのよね~と気づく。
それでも、アメリカの恋愛小説でマッチングアプリで誰と
一番最初にデートするかを選ぶときに、
「プラスチックの歯のモデルのような歯の彼!」と主人公が選んだ時、
歯か…そこか…とカルチャーショックを受けたりするのも楽しい。
マッチングアプリのとき、どこを日本では判断材料にするのかしら。