私がちょっと娘の担任の先生の愚痴を手紙に書くと、
パルたちに「校長先生(principal)に相談しなさい!」と
必ずといっていいほど書かれる。
日本で校長先生に直訴って、ものすごく敷居が高い気がする。
PTA役員をした先輩ママさんによると「威圧的で傲慢な昔ながらの校長」
が娘の現在の学校長だから、というわけではなく、
段階を踏むべきだろうとさすがの私も思う。
娘の学級担任への不満はほかのママさんも各種溜まっていて、
まずは当然のように改善を担任に懇談会でほぼ全員のママさんで言った。
効果がないので、
隣のクラスの先生に相談、
前担任の先生に相談、
変化がないので教頭先生に相談…というレベルまで行っているらしい。
校長目前ですよ!いや、もしかしたら校長まで不満が届いているのかしら?
それでも、春から訴え続けている不満は変わらずくすぶり続け、
「日本は一体、どうやったら学級担任が変わるの?!」と
海外のパルたちに驚かれるほど。
学級担任が年度途中で変わったのなんて、聞いたこともないくらいなので
担任が犯罪を犯すとか以外では変わらないのでは?と返事をしたけれど。
フィンランドのパルの娘ちゃんの担任も言葉が荒く、
考え方が古く、かなりのママさんたちから不評だったらしい。
フィンランドの小学校がすべてなのか、その学校だけなのか知らないけれど、
2年間は連続して学級担任することが決まっていたらしい。
「でも、ママさんたちで集まって校長先生に話をしに行き、
校長と担任が話し合って、担任が変わることになった。」と。
アメリカのパルの娘ちゃんはADHDで、年齢が大きくなるにつれ、
からかいや悪意のあるいじめに発展してきて、
「来年度はホームスクーリングにする。」とパルは言っていたほど。
元小学校教諭のパルなので、それもいいかもね~と思っていた。
彼女のこどもたちの学校はすでに始まったようで、
「好調な学校生活を送れているわ!」とメールが来たので、
あれ?ホームスクーリングするんじゃなかったの?と聞いたところ、
「校長先生に相談したのよ。かなり娘のために動いてくれたわ。」と。
学校長って、そういう全体を見渡せて動いてくれる人なんだなぁ~と
各国のパルたちの話を聞いて思った。
娘が通っていた園の園長先生はとてもいい先生で、
話しやすく状況をよくわかってくださる先生だった。
娘の小学校の校長先生なんて、名前すら知らないかも。