フランスの元軍人ママからメールが来た。
「娘の成績がひどすぎて、校長に呼び出されたのよ!
恥ずかしいったら、なかったわ!」と。
やればできる子なんだけれど、怠惰の極みなのよ、と
彼女は娘ちゃんを評してた。
しかし、校長に親が呼び出されるほどって…それはすごい。
よっぽど期待がかかっていて、
校長先生も「やればできるこなのに、もったいない!」という思いなのか
「ひどすぎる!」という思いなのか…。
カナダのパルからは大学の成績表をもらったわ~!と見せてもらった。
平均と彼女の結果が点数ではなく、パーセンテージで示されていた。
偏差値とかもなく、パーセンテージなんだ~と
初めてみたので興味深かった。
彼女はすべて平均以上の成績を収め、
成績優秀者がもらう賞状のようなものまで去年はもらっていたので
さすが!の一言。
そんな彼女たちに聞かれた、
「あなたの娘ちゃんは?」と。
うちの小2の娘は…と考えていたら家の電話が鳴った。
もしもし?と出てみたら、娘の担任の先生から
「宿題を毎日提出することがないんです」とか
「プリントを机の中に大量に入れたままで、すごいことになってます」とか
「なかなか集中して話を聞いてくれなくて」とか…
担任の先生から、こんな電話がかかってくるなんて?!
日本では滅多にないことですよ!多分…。
うちの夫には同じ理由で頻繁にあったそうですが。
娘の連絡帳は毎日チェックして、宿題は毎日している。
それなのに、提出しないんです。ランドセルの中にあるのに
なぜ提出しない?!と何度怒ったことか…。
娘曰く、「忘れてた」。中国語では「忘了」(ワンラ:忘れた)と
またまた中国語まで頭の中にでてきますよ!
こういうとき、親としては「困ったら、忘れ物しなくなるだろう」というのも
がみがみと怒るのも子どもの忘れものに効果がないらしい。
必要なのは”サポート”だそうで、私もガミガミ方式を改め、
娘のためのチェックシートを作成し、連絡帳に貼らせた。
「宿題を出す」「給食袋を持ち帰る」「プリントを持ち帰る」といった
書くほどのことか…という内容が並ぶチェックシート。
翌日、宿題だしてませんでした~!
・・・いら~!!っと雷を落としそうになったけれど、気を取り直して
筆箱に「学校に行ったらすぐに宿題をだす」と書いた付箋を貼った。
筆箱を見るたびに思い出すでしょ!と我ながら名案。
何でも3ステップ、3アウト制採用の私、
「次に忘れたら、油性ペンで宿題!とおでこに書くから。」と
娘に宣言しておいた。友達がみんな、
「花子ちゃん、宿題っておでこに書いてある、ぷぷぷっ。」と
言ってくれたら気づくに違いない、という他力本願。
「ぼーっとしていて、」「とにかくぼーっとしていて」
「話しているときもぼーっとしていて」と”ぼーっとしている”を
担任の先生から短い電話で3連発された娘、
どれだけ話を聞いてないんだ…と脱力した。
娘に「ぼーっとしとったらしいけれど、何してたの?」と聞くと、
「先生が言った”5を煮る”がわからなかった。」と。
5を煮る?五を煮る?囲碁の碁?煮物?
どういうときに先生が使ったかと聞くと、
「●●くんを怒ったとき!」
あぁ~!それは5ではなく、業。煮るではなく、煮やす。
先生は”業を煮やす”と言ったんだろう、
「勘弁ならない!」ということです、と娘に話すと納得したらしい。
とりあえず、先生が言った一言が理解できず、
どういう意味だ?とずっと考えていたらしい。
「あなたの提出物に母さんは業を煮やしてます!」と
例文も作って解説したけれど、
「うまいこと言う~!」と娘にほめられた。
子ども相手の言葉の通じなさは海外のパルに伝わらないレベルの
比じゃない気がする。