さっき、ピンポーンと宅急便がやってきた。
えっ?と思ったら、私宛に楽天から。
注文してませんけれど…と思ったら、香港のパルから。
まさか、送り先を間違えた?と思ったら、私宛になっている。
ちょっと開けてみると、
「香港の○○さまより、メイさんへの贈り物です」となっている用紙。
さらに封筒が一枚同封されてまして、中には一筆箋に薄墨で書かれていた。
「ご訃報に接し、心から哀悼の意を表し、安らかにご永眠されますよう
お祈り申し上げます。
心ばかりではございますが、お線香をお送りいたします。
お供えいただければと存じます。」
えぇ~!?
ご不幸って、夏にあった夫の祖父の葬儀のことだとは思うけれど…
香港からお線香を送ってくるほど近い不幸じゃないし、
どうしたの?!とびっくり。
香港のパルにLineで「・・・どうしたの??」と聞くと、
「ハガキをもらったから。」と。
・・・何のハガキ?線香関連のハガキを私が送ったっけ…と
考えていて、思い当たった。
ええ、送りました、私!
喪中欠礼ハガキを日本語を学習中のアメリカやイギリス、そして香港の彼女に。
英語で会話しているパルたちには、
「今年は不幸があったため、いつもの年賀状は出しません~」と
手紙の中で書いたけれども、日本語学習しているパルたちには
「ほぉ、日本にはこういうものがあるんですか。」という文化を知る意味で、
という意味合いで送ったのですが、
まさか線香が送られてくるとは!
香港のパル曰く、「喪中欠礼ハガキを受け取ったら、線香を送る」と
インターネットで読んだらしい。
・・・日本人にもかなり送りましたが、いまのところお線香来てないし、
私もお線香を送ったことがないんですけれど。
もしかして、それが正しい文化なのか?!と
焦ってインターネットしましたよ。
どうやら、お線香を売っている会社の新しい販売方法のようです。
近しい人の不幸ならともかく、夫の祖父ですから、かなり遠い。
「丁寧すぎよ~。気持ちだけでよかったのに。ありがとう。」と
お礼を言ったら、
「丁寧すぎるお礼、ありがとう。」と言われた。
なんだか”丁寧すぎ”の使い方がちょっとおかしいけれど…
まぁ、いいか。
香港で友人や知人などが亡くなったときは線香を送るの?と聞くと、
不祝儀や花輪を送るそうです。
こんな感じ、と花輪の画像を見せてくれたけれども、
すごく大きかった。
夫の祖父の葬儀のとき、「孫一同」で10万円の花輪を置きましたが、
その3倍…。いくら、それ?!とお値段が気になってしまった。
海外のパルたちから、何度目?という言葉を聞いた。
「またインターネットに騙された!」
ええ、日本文化の誤った情報はインターネットに溢れてますから。