スペインのパルに聞かれた。
「日本人はハグしないって、本当?!」と。
え~っと、こういう答え方は一番困るとわかりつつ、
「人による」とつい言ってしまう。
ただ、子どもにはぎゅ~っとハグすることはあったり、
夫とあっても、両親とはしない。
仲良しの友人でも、「久しぶり~!!」となってもハグしない。
「それじゃ、握手?」と聞かれたけれど
握手なんて、いつするの?というくらいに日本ではしないような。
「私は絶対に会ったら一番に私の小さい妹や弟たちにもあなたにも
あなたの夫にもハグする!」とスペインのパルは言っていた。
私も彼女を見かけると、ついハグしてしまいそう。
それを日本ですると、周囲の人に驚かれそうだけれど。
スペインのパルはとてもフレンドリーでハグが似合いそう。
アメリカのパルたちも「もぉ~!今すぐハグさせて!!」と
子どもたちの写真を送ると言ってくる人が多い。
アメリカ=ハグ、ですよ。
一方、イギリス、ロンドンのパルはというと、
アメリカの彼の両親に会いにアメリカ旅行をしたとき、
彼の親戚たちが初めての彼女をとても友好的に受け入れてくれたらしい。
どのようにかというと、「ハグ、ハグ、ハグ」だったようで
しかもそれが「家族のようなハグ」で、
ロンドンのパルには「とっても居心地悪かった」と不評。
すごい、この話だけでイギリスとアメリカの国民性や
なんやかんやが透けて見えるよ~!と私は変に感動したのだけれど
イギリスでは、初対面であまりハグしない、と。
へぇ~、そういうものですか…と思ってそのときは聞いていたのですが
最近、思う。
彼女が来日したとき、初めて彼女に会っても、
きっと初対面って感じがせずに、ハグしそう…。
日本人の私は会う人にハグなんてしませんが、
英語を話すときは、やたらとフレンドリーな私なので、ハグ可。
ここはひとつ、予告ホームランのように、
予告ハグをしておくことにした。
「今度、初めてあなたに会っても初対面って気がせず、
ハグしてしまうかも。
日本人はハグなんてしないし、
あなたがハグを居心地悪く思うことも知っているけれど、
多分、なにもかもすっかり忘れて、ハグするわ。」と予告。
「ハハハ!あれは初対面の人の濃厚なハグが居心地悪いっていう話よ。
あなたは友達だから、私もハグしたいわ!」と
二人で、ハグ予告。
夏に日本で妙にテンションの高い日本人とイギリス人が
ハグしあっていたら、私たちです。
その横にはきっと棒立ちの夫がいるだろうけれど…。
彼女のアメリカ人の婚約者も来日予定ですが、彼とは握手でいい、
と思ってしまう私はやっぱり日本人。