英語での相槌が未だに慣れない。いや、多分、永遠に慣れない。
日本語だとやたらと「うん、うん」と聞いているアピールがあるけれど、
これを外国の人にすると、「全部、賛同?」と思われる。
「あなたは友達だから、反対してもいいのよ。全部、同じ意見ではないでしょ?」と
私も過去に言われたことがある。
ええ、決して”賛同”したつもりはなかったのですが、
そういうふうにとられるのか!という新鮮な驚きだった。
以後、日本語でいうところの「なるほど」という相槌表現に苦心する。
”I see." (わかったわ)だと素っ気ないこと限りなし。
高校のときの交換留学生が、
「あっそ。」とよく相槌を打っていた。
それはなんだか失礼な感じがするよ、と話したら、
”It is"の短縮形が”It's"になるように、
「ああ、そうなんですか。」の短縮形が「あっそ。」だと思っていたらしい。
違います!!と友人たちと否定したのを思い出した。
ちょっとした相槌表現が他者に与える影響は大きい。
その人のイメージも左右するといっても過言ではないほど。
イギリスのパルやアメリカのパルたちはどう相槌打っているのかと
興味深く聞いたり、チャットのログを読むと
ロンドンのパルは"Indeed"(確かに!:イギリス英語)とよく言い、
コロラドのパルは"True!"(本当に!)とよく相槌を打つ。
カナダのパルは”Oh I see."(へ~、そうなの。)が多い。
カナダのパルの”Oh I see."は「なるほど」に近いけれど、
Indeedやtrueは賛同のときに使う。
もっと”ただ聞いているわよ”アピールできる相槌はないの?
日本語でいうところの”なるほど”は賛同のときも反対のときも
”聞いたわよ”という意味だけで使える便利な言葉で
それと同じ英語の単語って、何?とロンドンのパルに聞いてみた。
”Hmmmm"(フム…)と言って、「コレ。」
…いや、それ、そもそも英語か?!という突っ込みを入れてしまった。
「ふ~ん。」とか「ほぉ~」と言っておけばいいんじゃない?ということでした。
えぇ?!
日本語だと「なるほど~」「勉強になります~」
「そういうこともあるんですね~」などなど
たくさんの言葉を相槌表現として思い出す。
賛同も反対もこれらの言葉だけではわからない。
ただ”聞きましたよ”アピールのみ。
英語ではもっと自分の立場(賛成か反対か)きっちり日本語よりアピールするのかも、
と立場を明確にしない言葉の少なさから思った。