ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

日本的な学校のシステム

海外ママパル(子持ちの文通相手)から、

手紙でよく質問されて、そのたびに困るのが

「日本の学校って、○○(彼女たちの国名)とどう違う?」というもの。

漠然としすぎですから!

そういうのは、そもそも、その国に滞在経験だけではなく、

こどもを学校に行かせ、且つ、

日本でもこどもを学校に行かせているママさんならともかく

日本でしか学校を行かせてない私にはわからない…と思いつつ、

最近、大分、わかってきました。

例えば、「子どもたちは歩いて集団登校します。」と言うだけで、

「なんですって?!」と驚かれる。

親が送迎またはスクールバスが当然の海外です。

香港のパルは「教室まで送り届けていた」と言っていた。

(香港のパルは子どもがもう大学卒業してますが・・・)

「学校では給食といって、温かいご飯でみんな同じメニュー」

というのも、海外のパルたちには「へぇ~!!」。

意外に給食の国も多く、フィンランドとか、

こちらも「へぇ~」となるときも多い。

他にも「小学校は一人の担任が音楽などを除いて、

ほぼすべてを教えるわよ~」というのも海外では「へぇ~!!」らしい。

中学校のように科目担任制が海外では主流のようです。

といった具合に、ちょっとした差はあるけれども、

ずーっと日本にいる私としては、「これはいかにも日本的!」

と思うような学校システムは特にないと思っていたけれど、

最近、ある。

それは”連帯責任”。

娘のクラスでは最近、何かと”連帯責任”を負わされる、らしい。

特に一人の男の子が宿題を全くしてこない、持ってこない、

やった形跡すらないということで担任の先生も躍起になっているようで、

「連帯責任で、宿題は倍!」となっている。

うちの夫はまさに、この男の子と同じで、宿題をしなかったほうで、

班の子が連帯責任を負わされ、

「山中くんが宿題しなくて困っているんです!!」と参観日に

夫の母に直訴したらしい。

「もぉ~、恥ずかしくって…」ということで、以後、班の子に

義母にと夫はダブルチェックを受けるようになったとか。

この連帯責任で夫が忘れ物をしなくなったか、と問われれば

答えは”NO".

連帯責任って、班の子が迷惑するだけで結局は意味がなかったのでは…

と思う。

それをいま娘がしている。

「○くんが今日も宿題してこなかった!いい加減にしてほしい!!」と

怒っているだけで、結果は全く同じ。

日本的に思えるのは私だけかしら。


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