年の瀬に対照的な手紙をもらった。
一通は夏に返事が来て以来、手紙を受け取っていなかったアメリカのパル。
彼女とは片手ほどしか手紙を交わしておらず、
しかも、間隔がいつも空きすぎているので、どんな人だったっけ?と
手紙を読みながら思い出すようなレベル。
彼女は夏以降、ご主人のお父さんが心臓発作を起こしたり、
彼女自身がガンだとわかったり、
PTAに奔走したりといろいろと忙しかったことが書かれてあった。
なかなか手紙まで辿り着けなかったけれど、ようやく戻ってこれた、と。
もう1通はオランダのパル。
彼女も間隔が空くパルの一人で、そのことについては何の不満もないのだけれど
「私はたくさん返事待ちの手紙に追われてて、
あなたへの返事が遅くなったの。
あなたなら、わかるでしょ?」とあった。
わからん!
わかるけれど、わからん!
文通あるあるかもしれないけれど、「文通相手からの手紙が束のようにあって
返事を順番に書いていたら遅くなった」という言い訳?を何度も読んだ。
読むたびに、「私の手紙はその束の中から、さっさとゴミ箱に入れてください。」
と言いそうになる。
お義理で返事を書かせているのかしら?
それは失礼しました、という気分になってしまう。
2通とも長く来なかったという点では同じなのに、
返事を書くペンを持つ気にならないこの差は、きっと言い訳の違い。
私もたまに返事が遅くなる。
子どもの病気、学校行事、学校トラブル、子どもの病気…
私の場合は8割、こどもの病気が占めているかも。
それでも、「私ったら、返事待ちの手紙がたくさんあって~、
あなたに書くのは後回しになったの、ごめんあそばせ。」なんて
絶対に書かないけれどなぁ…。
それがたとえ真実だとしても、嘘も方便だろうに。
対照的な2通を前にため息ひとつ。