末っ子がついに卒園した。
花子のときから10年お世話になった園が少子化はどこ吹く風でマンモス化し、
アットホームが売りだったはずの少人数クラスが、
マンモス化に伴い先生の顔も名前と一致しなくなり、
こどものお友達も名前を覚える間もなくクラス替えの上、
駐車場の激戦をいかに制するかがストレスになったり
発表会が年々と派手になっていったり、スイミングに英会話にお茶に太鼓にと
未就学児から、こんなに忙しい日々?という葛藤もあったりしつつ
それでも10年…。
3回目ともなれば卒園式で泣かない。
もう相手の演出は知っている、まずは卒園児入場前の思い出のビデオ。
これにまずは泣かされる。過去2回泣いてきたんだから、
今回は…泣きましたとも!
こんな小さい時から私は預けたのか?!とぽろぽろ。
次は卒業証書授与、担任の先生がすでに泣きながら園児の名前を読んでいく。
「先生すでに泣いているし…」と言いながら保護者も泣く。
サプライズの子どもたちから担任の先生への歌を聞き、
号泣して嗚咽でスピーチできない担任の先生を見ては、また涙…。
あれ?こどもの成長で泣いているのではなく、ただのつられ泣き?
「行きたくない」という子どもたちを「仕事が休めない」と抱えて
連れて行ったことが何度あったか。
こんなにこどもを泣かせてまで私ではないとできない仕事を
私はしているかしら?と職場で悲しくなったこともあった。
「お母さん、お仕事を頑張って続けて!」と応援してくれた先生が
妊娠、出産を機に退職されていくのをやりきれない思いで送ったりもした。
幼保連携とこども園になり、なんだか園も迷走気味で保護者も園と
右往左往しながら過ごした園生活。
花子が赤ちゃんのときからの先生に「お疲れ様!」と声をかけられ
あぁ、やっと終わった…の気持ちでいっぱいになった。
「また、いつでも4人目と戻ってきてください!」と先生に言われたけれど…
そんな予定はないですから!
泣いていたのに吹き出してしまったわ。