ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

こどものしつけ

お葬式に参列した。

我が家の子どもたち、花子は生後半年で私の祖父のお通夜、
お葬式に参列したのを皮切りに
毎年の法事にもほぼ参加。(一度発熱で欠席…という程度)
そのほかにも3人の祖父母のお通夜、お葬式、法事…と
各種参加してきた。
子供用の数珠を持たせ、正座で読経の間は合掌する。
「静かにしていて、すごいね~」と言われてきたけれど、
こういうものかと思っていた。

しかし、先日参列したお葬式に来ていた幼稚園児のうるささに
お通夜は口あんぐり、お葬式は「そろそろ、いい加減にしようか?」という
オーラが出てしまったかもしれないレベルでいらっときてしまった。

なぜにママさんは注意しないんだ?と思っていたら、
ママさんが抱きかかえたら、そのこは泣き叫んで暴れた。
そこで、ママさんは口頭注意したらママさんを叩き、言い返す。
ママさんは「幼稚園の先生に言うよ!」と、トドメの一言。
いやいや、それは今すぐ、ママさんが注意して!自分の子だから!と
突っ込みを入れそうになったのは私だけで
周囲は表面上はにこやかにその風景を見守っていた。

静かにさせようと思ったのか持参したおもちゃはプラレールで、
お葬式の間中、車をガーガー走らせる音が響き…。
なんでこどもにもっときちんと教えないのかしら、と
私には理解できない、と夫に話したら、
「こどもは、ああいうものでしょ?」と夫に言われて絶句した。

そして知ったのは、夫との”こども”への認識の違い。
「小さいうちは注意しなくても一定の年齢になれば
みんなじっと座ることも可能になるものだよ。」と。
いやいや、我が家のこどもたちは私が何度も何度も
繰り返し繰り返し…耳にタコどころかイカもできるまで
言った結果の今ですけれど…。
勝手になったわけではない!

「8歳になったから、今日からは良い子になりましょう」で
良い子になれるのなら、きっと親は苦労しないけれど、
そんなことは無理だから、小さいうちから練習するのでは?と
私は思ってこどもたちを育ててきたんだけれど、
どう思う?とロンドンのパルに語った。

You have very well-behaved children!
(あなたのこどもはすごく行儀がいいと思うわ!)

Our mother was SUPER strict with us growing up.
(私の母親もしつけにはすごく厳しかったわよ)

I think that it is important, and never too early.
(小さいうちからしつけをすることは大切で、
早すぎることはないと思うわ。)

I have seen some horrible children, with indulgent parents
who stand around doing nothing
but smile while their kids are monsters.
(私も何度か甘い親が何もせずにこどもがモンスターになっている間中、
笑顔で立っているだけなのを見たわよ。)

イギリスでも「親がしつけを学校に任せている」ということが
問題になりつつあるらしい。
「しつけは家庭内でやるべきだ」と…、
それ、アメリカのパルの手紙でも読んだことあるあるだけれど、
日本でも同じ状況になっているのを感じる。

「幼稚園の先生に言うよ!」の延長線上に「学校の先生に言うよ!」と
つながっていくのだろうなぁと思う。
ああいう言い方はよくないと思う、と夫に言うと、
「僕はああいう言い方はしない。
お母さんに言うよ!とこどもたちには言っているから。」と言われた。
一緒だから!!」とこどもたちからもツッコミが入っていた。

 

 

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