ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

5年生の作文

10日という大型連休、こどもたちは小学生も中学生も
結構な量の宿題が出た。
中1の花子の宿題の量には絶句するほどで…
漢字ノート一日2ページ×10日分、(1ページ30分かかった…)
社会や理科のワーク合計6ページ、
英語6ページに標語にイラストにポスターまで。
夏休みの宿題か!!と、突っ込みたくなったけれど
連休が明けたら中間テスト1週間前…という状況なので
仕方がないのかもしれない。

問題は太郎の作文だった。
太郎、小学校5年生男子、どこまでの作文レベルを求めるか、
毎回悩む。

おじいちゃんがボールが速いねとほめてくれた。

といった一文が普通に書かれている。
これ、話し言葉だよね?
カギかっこはどこいった?!
という作文のルールから始まり…

おじいちゃんちに行った。
いっしょにキャッチボールをした。
早いねとほめられた。
そのあとでおばあちゃんともキャッチボールをした。

という内容で、これは一行日記を4行書いたってこと?
これ、作文?
夫は「小学生男子あるあるの作文だ!」と言うけれど
5年生でこれ?
ちょっと眩暈がしてきた…。

5W1Hすら入っていないけれど…
いつ、どこで、だれが、何をどうしたを入れなさい~!と
主語があちこちで抜けている文章に一言つけると
もう止まらない。

どうして、この状況ばかり説明した文章を書くの?
先生はあなたのアリバイを聞いているわけではないんだから、
状況の羅列はいらん!
なにをやって、どう思ったか、どう成長したか、
どう感じたか、を詳しく書くことが重要なのでは?と
小学校5年生なのに…つきっきりで指導してしまった。

指導後…

おじいちゃんに
「ボールが速いね。」
とほめられて、ぼくはうれしくなりました。
おばあちゃんと、それからキャッチボールをしました。
ぼくのボールをおばあちゃんがキャッチできなかったので
ぼくは転がすように投げました。弟もいっしょにボールをひろってくれました。
みんなでキャッチボールをして楽しかったので、
またグローブをもって、おじいちゃんちに行きたいです。

どうよ!と、私がドヤ顔したくなってしまった。
連休のアリバイ作文から、ちょっとは進化した気がするけれど、
これが5年生の作文…と思うと、まだまだ不満が残る。