ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

人権意識の欠如

夕方の情報番組、tenが結構、好きだった。
なんで?と聞かれると、なんでだろう…と思うレベルながら
ニュースを見るときはten。
でも、「めばえ」のときにはプチっと電源を家族から切られる。
(「めばえ」は今日生まれた赤ちゃんを紹介するコーナーで
毎日、新生児が見られる。かわいいぃ~!!
と黄色い声をついあげてしまう)

そんなtenがネットで話題になっている?!とびっくりした。

www.huffingtonpost.jpお客さんの性別が謎で…という店員さんの悩み?に応えた、らしい。

若一光司さんが「セクシャリティに踏み込むことがそもそも
人権意識の欠如。気軽に触れていい話題ではない。
情報番組として、よくこれを流せたな。」
と言っていたけれど、正直…本当に同意。

同席していた女性アナウンサーも「本人の了解を得ているし…」と
いやいや、そこじゃない!そうじゃないでしょ!!と思いつつ、
そういうセンスでやっている番組なんだ、これ…と
私はびっくりした。
そして、ほかにも女性弁護士もいたのに…なにも言わないんだ…と驚き。

その後の対応で、これからも見ようかどうしようか決めようと
今日、久しぶりにtenを見た。(問題VTRがあったのは金曜日)
メインキャスターの女性、
「私自身、この番組のキャスターとして、
あいまいな態度を取ってしまったことがさらに多くの方を傷つけ、
不快な思いを抱かせてしまったこと、
深く反省しています。」と。
読売デスク、「当日その場にいましたが、何も言いませんでした」と。
そして、放送局長まで、でて謝罪していたけれど…
見て分かったことはひとつ、
こういう番組って、限りなくノーチェックで放送されているんだなぁと。
そして、「あれ?」と思う人も限りなく現場には少ないんだ…と。

人権意識に敏感なのは若い世代で、年配の世代はあまりないからこそ
「まだ結婚してないの?」
「男の子は生まないの?」
とか言ってくるのだと思っていたけれど、
「男性?女性?」と聞いたり、見知らぬ人の胸を触ったり、
免許証の提示を求めたり…。
そのVTRを平然と見られることが理解できない。
もうtenは見ることないな、と思った。