ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

濡れレタス

いま読んでいる本はイギリス人作家の本。
偏見の領域だろうけれど、「そんなことはないぞ!!」と
思う人は多くいるだろうけれど…
イギリス人作家の本は波に乗るまでに時間がかかる気がする…。
耐えて…耐えて…としばらく耐える時間があって、それから
怒涛の展開がある。
でも、そのためには最初に細かな人物描写などがあって、
最初がしんどい。
一方、アメリカ人作家の本はぐいぐい最初から引っ張る本が多い。
「読者が投げ出さないように、最初から引っ張る!!」と
わかっているんだろうなぁ~と思う。

今回も、「失敗したかも」と思いながら読み始めて20ページを過ぎ、
やっと物語が動き始めた!!
こうなると登場人物がそれぞれに、”その人らしい!!”動きをする、
(そのための最初の人物描写が長い…)
のだけれど、その中で読んでいて疑問に思った言葉があった。

"I think he's wet." (彼は濡れていると思う)

…あれ?雨降ってた?と前後を確認する。
数ページ戻っても天気については書かれてない。
ググってみるけれど、たどり着けないので、ロンドンのパルに聞いてみた。
"I think he's wet."って、どういう意味?と。

"It's not compliment."(誉め言葉じゃないわよ。)と返ってくる。
いや、それは私にも文脈からわかった。
でも、どういう侮蔑表現なのかがわからない。
ハンサムじゃない?賢くない?優しくない?

"We call people a wet lettuce, and it usually means
we think they have no substance about them."
(イギリス人はそういう人を濡れレタスっていうのよ、
そういう人たちは中身がないっていう意味。)

濡れレタス?…中身がない?  
濡れレタスが中身がないってどういうこと???と聞くと、
濡れたレタスはくっついてしまって、葉がそんなにない、
つまり、大衆迎合するばかりで、自分をもっていない、という意味らしい。

濡れレタス、あぁ~!!って、なる?とカルチャーショックだった。
日本でいうところの何?
キャベツが葉を巻かない?
白菜に霜が降った?
青菜に塩?

substanceってmaterial(物質)という意味だと思っていたけれど、
誰かと話したときにわかる抽象的なものにも使う、とか。
個性などもsubastanceに含むってことになるもよう。
本で出てきた表現から学ぶことは多いわ~。
濡れレタス…知らなかった。

今読んでいる本はこれ。