ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

"The Switch"

英語圏で本屋をしている知り合いからもらった本、
まさかの私がすでに持っていた本だった!
「やっちゃった!!」という顔を彼はしていたけれど、
私は”センス、上がった!私の好みの本を合ってきた!”と
喜んでいたのだけれど、次の本はサイコっぽかった…
あえて私が選びそうではない本をくれたってこと?と思うことにする。

"The Switch"

すごく人気!とアイルランドやイギリスの友人たちが言っていた。
ロンドンに住む孫娘とヨークシャーに住む祖母が交換生活をする、
というもの。
ノートPCもスマホ(孫娘)や携帯(祖母)も交換し、
いざ新しい世界へ!
ロンドンではルームシェアをしているのでルームメイトがいたり
私と同じくらいのオーバー70の人はどこ?となったり、
田舎ではプライバシーもなく踏み込む人たちに疲れ切ったり。
ちょっとした町内の会議の席まで決まっていたり(昔から!と…
田舎あるあるで、読んでてしんどかった)。
母との関係に悩んでいた娘が怒りを吐き出したり、
母と祖母、祖母と孫娘との関係が複雑に変わっていったり…。

"The Undomestic Goddess"もだけれど、

ロンドンに住む若い女性たち(しかも大抵はかなりのキャリアがあって
成功している…にもかかわらず)田舎へ逃避する話が多いのね。
都会は疲れるってことか?と
田舎にいる私は田舎の大変さを語りたくなるけれど、
”The Switch”の田舎部分はかなり日本の田舎に近くて…
あら、イギリスも?と思いながら読めた。

"The Mostly True Story of Tanner & Louise"でも

80過ぎのおばあちゃんがホテルのルームキーをバーテンダー
さらっと渡すところとか、「すごすぎっ!!」と読んだ。
"The Switch"の祖母も70過ぎの設定だけれど、
マッチングアプリに登録して、”本気ではない遊び”の恋愛をして
ベッドの良さを思い出したり…孫とは語らないけれど、
孫と同じくらいのルームメイトと恋話以上のベッド談義をしたり…
そんな高齢者、日本の本の中に登場してきたかしら?と考えながら読んだ。

49冊目、今年11冊目の洋書だったので、今年中に50冊!
積読がたくさんあるので、「今年はもう本を買わない!」という
立派な目標を立てた。今年がほぼ残り2週間になった昨日…。