オランダのパルから手紙が届いた。
中からミトンも出てきた。
料理好きのあなたに贈るわ。あなたが料理をするときに使って。
もしくは、あなたが夫に料理をさせるときに使って、と。
彼女は私が仲良しのパルの名前を思い浮かべるときには
出てくる友人の一人だけれど、最後の手紙は11月くらいだった。
あまりよくない病気が見つかり、そこから歩けなくなったり、
リハビリしたり、検査、検査、検査の日々で
たまにくるメールからは彼女が精神的に追い詰められていく様子が
ありありと伝わった。
そんな彼女からの久しぶりの手紙は、五日間にもわたって書かれたもので
最初は11月2日…。最後は12月30日。
その間に「検査で発症したのは10年以上前って判明した」ことから、
「ミラクルが起きた!」と予想外に数値が良かったと喜んであったり、
「また病院から電話があって、電話では話せないことがあるから
予約して受診してって言われた。。。」が最後。
ジェットコースター並みの文面でした。
その合間に書かれていたのは、彼女が人間関係にしんどく思っていること、
友人の夫が不倫して出て行ったこと…
男ってやつは本当に!!と怒りを自分のパートナーにぶつけてしまったこと、
あぁ~、人生って、いろいろあるなぁ~と読みながら思った。
彼女は去年、何人かから「文通相手になってください」と言われ、
何通かファーストレターを書き、返信が来たりしたらしい。
それが2015年の11月に私に来る手紙は、あなたからだけになった。
どういうこと?!と。
続けるっていうのは難しいってことです…相性は大きい。
相性という点では首を傾げたくなるけれども続いているパルも
私にも数名いますが…。
彼女は病気でロングレターを書くエネルギーがなくなってきた、と言いつつ
5日にわけて手紙を書いていた。
”暗い話ばかりでごめん~”とあったけれど、暗い話もできる友人が
オランダにいるって、素敵だな~と思った。
私も、ストレス発散とばかりにオランダに暗い話を届けなくては。
ストレスフルなネタでは私も負けてませんから!