オランダのパルから手紙がきた。
七五三の写真を彼女に送った。
確か、「宗教的な行事の一つ、七五三をしました」みたいな簡単なメモと。
彼女から「ものすごいびっくりしたんだけれど…」と返事が来た。
「だって、あなたは敬虔な人じゃなさそうだったから。」と。
あなたは全く宗教を感じさせない人なのに、
そのあなたが七五三?
日本の着物って、高いんでしょ?
3人分買ったの?
(うちのこ、7歳娘、5歳息子、3歳息子と3人揃って七五三)
いくらかかったの?
日本では重要な宗教的行事なの?仏教行事?といった具合に
質問が便箋1枚にびっしりでした。
私もびっくりした。
私が手紙で「フレンドリーな人だわ」とか「誠実な人ね~」と感じるように
パルたちも私の性格を感じ取っているようで、
「宗教に興味がない人」とバレてました。
元々は神道の行事で、神さまに子どもの健やかな成長を感謝し、
これからもこどもの順調な人生を願うものだけれども、
いまは”着物を着る機会のひとつ”とか”写真を撮るイベント”になってます。
多分、仏教徒。宗派の念仏を唱えてみなさいと言われると、
「え~っと・・・・・」となる一般的な日本人です、と書いておいた。
彼女はオランダにももっと伝統的な行事があればいいのに…と書いていた。
日本語を学んでいる友達が多くいるようで、
日本文化や伝統溢れる現代生活にみんな惹かれるのよ。
な~んにもないオランダ語を学ぶ人はいないわ、と。
オランダ語と日本語、海外ではどちらもマイナーな気がしますが。
日本の文化をもっと知りたいわ!と言われ、
え~っと、この季節の日本文化は…「こたつは日本人を怠惰にさせます」と
書いておいた。
私が紹介したのは日本人の習性ではなく、冬の私の怠け具合に過ぎないけれど。