カナダのパルから久しぶりの手紙がきた。
「最近観た映画は?おすすめはある?」と。
ケーブルTVで観た最近の映画といえば、『HELP』と『最強のふたり』。
『HELP』は本で読もうと思っていたら、TVで流れていたのでつい観た。
おすすめは、断然、『最強のふたり』。
フランス映画なのに、よくあるフランス映画とは違う!
フランス映画といえば、ユニークな世界観についていけず、途中で観るのを
やめる…というのが私の中では多い。
この『最強のふたり』はハリウッド映画みたい。
例えば、わかりやすいカメラワーク。
暗いところは暗いところそのまま…なカメラワークが多い気がするフランス映画、
見えない~見にくい~とよく思っていた私は見やすい!というだけでも感動。
面白い!!と思ったら、実はこの映画、日本でも大ヒットしてました。
全く知らなかった…。
ストーリーはスカイダイビングで頚椎損傷して、首から下が動かなくなった
お金持ちとその介護士。
実話に基づくストーリーらしい。
介護士の男性、映画の中では黒人男性で、(実話ではヨルダン出身の男性)
彼は障碍者としてではなく、一人の人間として接する、
きつい冗談もたくさん言う。
それでも、それは、まるで障害が見えてないかのようで、
観ていて清々しかったりした。
祖母のいる介護ホームなどに行くと、介護士の人々の言動に
たまに疑問を感じることが多々ある。
障碍者や高齢者に”一人の人として敬意をもって接する”と
よく聞くけれど、そのやり方は人それぞれ、
マニュアルにさえ添っていればいいというものでもないんだなぁと
この映画を観て思った。
ちなみに、ドラマでは”Mindgame"(マインドゲーム)に夢中。
心理学や科学を用いて、カルト教団から救い出したり、
社長選に勝利させたり…。
心理学はかじったことはないけれども、その手の本は好きで、
ドラマも好き。
そして、論理や名前は知らずに、実は私がやっていることなどもあり、
それを夫がTVで観て、「あぁ~、いままでこれに騙されてた!」と
気づくことも多々あり…。
知らず知らず、していたことが心理学のテクニックとして紹介されると、
へぇ~とびっくり。
それを6歳の息子が、知らず知らずにやっていて、
環境か、やっぱり、と思ったり。
ドラマを参考に、私もますます交渉を有利に進めるように
磨きをかけようかと。