イギリスの大学で日本文学を読んでいるパルに
「最近、読んでいる本は?」と聞くのがなかなか楽しい。
“The Eight Dog Chronicles”
これはすぐにわかった。
”Snow Country"
あぁ~、『雪国』、川端康成!
”The Dancing Girl"
といった具合に英語に翻訳されたタイトルクイズをイギリスのパルと
するのが意外に面白い。
しかし、油断すると、全くわからないのを言われる。
”The Quilt"
ザ・キルト?布?そんな文学作品あったっけ?
作家名のヒントを!とヒントをお願いすると、田山花袋。
ふっふっふ、わかっちゃった『蒲団』。
"Child's Play"
…子どもの遊び?!そんな文学作品あった?ヒントは?と聞くと、
彼女はすでにかなりの日本文学作品を読み、
その中で一番好きなのは?と聞いたところ、
”The Monk of Mt. Koya”
高野山の修行僧?!…全くわからない、とお手上げで作家名を聞くと
泉鏡花。
『高野聖』ですね。私、読んでないけれど…。
イギリス人におすすめされたので、今度読んでみようと思います。
ちなみに彼女にいま何を読んでいるの?と聞くと、
「作家名は忘れたけれど、Makioka sisters(蒔岡姉妹)の物語」と言えば、
『細雪』ですよ!
谷﨑潤一郎をお忘れなく、谷﨑、タニザキですよ、ジュンイチロウ!と
選挙応援よろしく、名前を連呼しておきました。