ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

日本語と赤べこ

ウィスコンシン州のパルに「投函したよ~」とメールした。

ついでにwhatsappを知ってる?と聞いたところ、

彼女はそのアプリを知らなかったらしい。

「ダウンロードしているから、番号教える!」とメールが来て

彼女とwhatsappで会話をできるようになった。

メールでいいんじゃないの~?と前は思っていたけれど、

手軽さとリアルタイムがやっぱりいい。

写真などもすぐに送れるというメリットもあるけれども、

海外のパルたちと時差という問題もある。

メッセージを送るたびに時差を確認しないことも多いし、

よくメッセージを送る相手だと大まかな時差もわかるけれども

たまに興奮しすぎたメッセージを送るときに時差を忘れ

「小包届いた~!!」とメッセージを送ったところ、

「こっちは朝の7時だから!!」とオランダのパルに怒られた…。

私は6時起きですけれど、いつも…と返信したところ、

「私は8時半起床だから、よろしく。」と言われ、

以降、オランダのパルにメッセージを送るときは緊張する。

ということもあるので、当然ながら人を選ぶアプリかも。

ウィスコンシン州のパルは小学4年生のときから日本語クラスを

学校で学習したという、かなり日本語学習期間が長い。

「大学での日本語はどう?」と日本語で聞くと、

「ちょう大変。」と返ってくる。

すごいな…どこで、誰に聞いた”超”っていう単語?!とびっくり。

そんな彼女、日本語の難しいところとして、

「日本語だと、私は照れ症になる」と。

”照れ症”って、単語まで知ってるのか?!とびっくりしたけれど、

彼女のその感覚、とても面白いと思った。

私は英語だと「言いたいことを日本語以上にはっきり言える」気がする。

オブラートに包んで~、誤解を受けないように、

浅学がバレないように、お里が知れないように…とまあ

どうでもいいことに気を使いすぎる気がする。

(「気を使って、これ?!」という突っ込みは受付しておりません)

これが英語になるともう開き直りですよ。

「だって、本当に知らないんだもん~、はっはっは~!」と

気分はなぜか自由人。

日本語だと「ありがとう」で終わらせてしまうときも、

海外のパルに英語でお礼を伝えるときは、

「とーっても嬉しかったわ。あなたが私のことを選んで考えてくれたことも。

あなたは私の素敵な友達よ。」とまぁ、歯が浮くセリフを言うわけです。

同じことを日本人に言えば、間違いなく引かれる…。

もっと気持ちを伝えたくても、ここはぐっと抑えて

「ありがとう」で終わらせるときもあるかもなぁ~と彼女と話していて思った。

大学のクラスで先日、日本文化を生徒が順番に紹介する授業があり

彼女は「赤べこ」を紹介したらしい。

「メイさんは、あかべこを知ってますか?」と聞かれた。

あの赤い牛よね?知ってますよ~と話すと、

「大学の日本の先生はあかべこを知りませんでした。」と。

何人?と聞くと日本人らしい。

あかべこを知らない日本人?!

いや、あかべこって、かなりメジャーな伝統工芸品でしょ?

こけしやさるぼぼと同じレベルで知られていると思ったので、

知らない”日本人の先生”がアメリカの大学で日本文化を教えていることに

私はびっくりしてしまったけれど、知らない人も多いのかしら?

それとも日本人も知らないあかべこの逸話があったとか?

ついあかべこで私が知らないことがあるのかも、とネット検索してしまった。

今度、私も彼女からあかべこ講義を受けてみよう。

目から鱗な話がでてくるのかも。

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