英語を母語とするパルたちの手紙は本当に勉強になるなぁ、と
常々思う。
教科書開いて~、わからない単語の辞書を調べて~というのは
なかなか続かない。
ただ、パルたちからくる手紙はできる限り、
きちんと意味を理解したいと思うし、素敵な文章はすぐに真似る。
使えそうな文章もすぐに真似る。
今回はインディアナのパルがくれた手紙の冒頭、
I absolutely was floored by your last letter.
floorって、床?床が動詞になってますよ!
私のこの前の手紙で爆笑でもしたのか?とまず思い出したのは
ROFLという略語。
Rolling on the Floor Laughingで、床を転げまわるほど笑う、
つまり大爆笑。
あのfloorを思い出したけれど、それだと後ろの文章と意味が通じない。
調べるとやっぱり違った。
floored 愕然とする、打ちのめされる、びっくりする
”あなたの前回の手紙に愕然としたわよ”にabsolutelyをつけて、
「も~、ヤバイくらいにビビった」という感じ?
感覚としてはveryより上でしょうか。
とてもの上っていったら、日本語だとやっぱり超かしら。
「あなたの前回の手紙、超愕然としたわ」
…愕然とするっていう単語に”超”って、あわない。
きっと”愕然とする”なんていう単語を知っている人は”超”なんて
使わないよな…。
英語能力以前に日本語能力の限界を感じる瞬間。
自然な日本語を目指せば、
「あなたの前回の手紙に本っ当に驚いたんだから!」くらい?
I loved it completely!!
(すっごい嬉しかったけれどね!)
My heart skipped a beat and was growing with love,,,(以下省略)
"skipped a beat"、この表現は日本語と同じだ~!と感心した。
辞書引かなくてもわかる、胸がドキドキする、という意味。
「心臓がドキドキしたけれど、喜びに変わったわ」とここは訳した。
英語のloveって、難しい…”愛になった”と訳すと、
日本語としておかしい。
前回の手紙で、「私がもし死んだら…」という話を書いたので、
「えっ?!と本っ当にびっくりした」らしい。
でも、私の友だちに私の死を知らせて、ということを
夫にお願いしている話は「ドキっとしたけれど、とてもうれしかった」と。
毎回、思うけれど、彼女は副詞が多い。
absolutely,completely,truly,fortunatelyと副詞の見本市のよう。
でも、その副詞の多さが彼女の文章の特徴で、
彼女のフレンドリーな性格をとてもよく表しているように思う。