エイプリルフールに海外赴任の話を海外のパルたちにメールしたところ、
それはもうあちこちで真に受けたパルたちから祝福だとか新しい住所を聞かれた。
今日は4月1日ですよ~と送り、「やられた~!」で終わった…ハズでしたが、
オランダのパルに" You are a naughty girl."といわれた。
naughty?
知らない単語だわ~と辞書を引くと、「悪い子」と子どもに使うこともあるけれど、
性的な意味を含む、と。
日本語で「イケナイ子」(カタカナでニュアンス伝わりますよね?)みたいな感じでしょうか。
私もオランダのパルも純国産(オランダと日本の)なので、
私たちの英語は単語がそもそも変なときもあるし、彼女が冗談で使っているというのは
私にも伝わったのですが、これって、私が冗談で誰かに言っても問題ない単語?と
アメリカやカナダのパルに聞いてみた。
カナダのパルたちは「性的な意味を含むことが多々あるし、使わない。」
アメリカの女子大生も「使わない。スラングに近い気がする。」と。
でも、「イギリス的な単語よ。」とアメリカのパルもカナダのパルも言っていた。
ほぉほぉ。
じゃあ、あなたたちだったら、どういう単語を使うの?と聞いたら、
troublemaker、tricksterというらしい。
トラブルメーカーはもう日本語になっている気がするけれど、
エイプリルフールのジョークを言って、トラブルメーカーなんて言われたら、ちょっとビックリ…と
私はつい思ったので、日本のトラブルメーカーって、英語のそれよりニュアンスがもっと重い気がする。
tricksterは辞書では”ペテン師”となってます。
エイプリルフールでペテン師!?とこちらも日本語に訳すとショックを受けましたが、
掟破り、二面性、二重人格、というようなニュアンスが日本語では近い?と
パルたちにいろいろと説明してもらって思った。
アメリカのウィスコンシン州のパルには”You are a trickster!"と言われました。
いや、ペテン師とつい訳すと、ものすごいショックな単語なんで、
ここは”お茶目さん”と勝手に意訳。
でも、”お茶目さん”と同レベルの意味くらいで、言っている軽い単語、な気がする。
ニュアンスがわからなくて、冗談か本気かわからず、日本語での意味はものすごく
悪い詐欺っぽい言葉になるんですけれど…とウィスコンシン州のパルに話すと、
「トーンで判断して。」と。
私のトーンで判断して!と言われても、チャットだったため、それは文章では無理じゃない?と
私が聞くと、
「心配しないで!アメリカでもメールの単語のニュアンスでよく問題が起きるから。
あなたが本当に相手が伝えたいニュアンスがわからなかったとしても、
それは日本人だからじゃない。アメリカ人でも同じってことよ~。」と。
あぁ、わかる。日本語でもメールで「ちょっと!!!」と言われると、
冗談が通じてない?まさか怒ってる?とエイプリルフールの日に不安になりました。
確かに、日本語でも文章だけでは真意をはかりかねるときがある。
ウィスコンシン州のパルは
「ニュアンスを読み取ろうとするレベルまで私は日本語で到達してないわ。」というので、
「心配しないで!うちの夫も会話でもニュアンスを読み取れず、
私にしょっちゅう、”何語ならできるの?!”と呆れられているから。」と
伝えておきました。
日本人なら、もっと言葉の奥を読み取って!
額面通りに受け取らないように、と言ってます。
「すいません~」という夫に「わかればよろしい!」と言ったところ、
「日本人なら、”こちらこそ”やで。」と指導された。
日本人も日本語も難しいわ~。