ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

夏の苦い思い出

アルジェリアのパルから手紙がついた。

今回は2週間といつも通りの早さで。

彼女が呟いていた「ショック…そんな人だったとは。」とか

「言葉が違った」とか、

いろ~んなつぶやきが気になって仕方がなかった。

「それについては手紙で書くから。」ということで待ちました!

なんでも、彼女は生まれも育ちも某ヨーロッパ国の

アルジェリア人とバカンス先(アルジェリア)で出会ったらしい。

その彼はどんな彼かと言うと、

「一目ですべての女性が好きになるような風貌で、

且つ、彼は会話も上手で。」といった具合だそうで、

…そんな男性、おるか~?

と、それだけでも疑心暗鬼になってしまうけれど、

その上、「26歳で独身。仕事柄、世界を渡り歩く」らしい。

あぁ・・・胡散臭い。

胡散臭いにもホドがある!

同じパターンの話をトルコのパルからも聞いたことがあるよ、

婚約者として彼女の実家に1週間滞在し、

出国するときに空港で「実は…」とネタ晴らししたらしい。

その某国の男性は実は、×2で子持ちだったとか。

デジャビュ…と思いながら読み進めると、そこはまさに既視感、

既読感いっぱいの世界。

彼が生まれ育った都市には彼女の従兄弟が偶然に住んでいて、

その話をしたところ、その従兄弟が親切心で調べ、

結果…42歳で既婚、子ども4人だったことが判明。

恐るべしアルジェリア人の結束力!というべきか、

狭いアルジェリア社会のなせる技なのか。

彼女は大いにショックを受け、

「関係を断ち切った」らしい。

・・・えぇ?!関係を持っていたの?!とそっちにもびっくり。

夏だから?バカンスだから?

それとも言葉のあや?と怖くて聞けない。

彼女の手紙には

「本当にあの彼を見た女性は誰でも恋に落ちるわ、確実に!」

ということがつらつらと書かれてあって、

イケメンすぎて国外追放になったサウジアラビアの男性を想像したけれど。

イケメンだからといって国外追放しなくても…とは思うけれど、

既婚、子持ちで未婚の妙齢女性を騙す男性こそ国外追放だろうに。

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