新しくできたイギリスのパル、
名前がGazhelという。
ガゼル?
バレエのはジゼル(Gizelle)ということで、
これはイギリスで一般的な名前なの?と聞いてみると
彼女のお母さんはイラン出身らしい。
ただ、親戚のほとんどはいまアメリカにいるの~と。
40年前のイラン革命のときに彼女の親戚の多くは
政府関係者だったということで、アメリカに亡命したらしい。
イランに友だちがいるわ~、テヘランに、と彼女に話したら、
テヘランのどこ?と聞かれたので、
「テヘランのどこ?って聞かれているけれど、どこって言えばいい?」と
久しぶりにテヘランのファーちゃんに聞くと、
”West" (西)という返事。
西テヘランでわかるの?と聞くと、
「お隣さんは○○さん」というローカルな返事。
・・・イランはそれでわかるのか?本当か?と
問い詰めたくなったけれど、もっと問い詰めたいことがあった。
"Liana,actually I have to tell you that..."
(リアーナ、実は言わないといけないことがあって…)
リアーナ=イランのパルが私につけたイランの名前
彼女の結婚が延期されたらしい。
結婚が延期=親戚の不幸、っていうのが日本ではよくあるので、
誰かが亡くなったのかしら?と聞いてみると、そうではないらしい。
まだ、彼女自身もあまり気持ちの整理ができてないし、
長い話になって、まだ説明できそうにないということですが、
どうやら、婚約者に難あり、となったらしい。
あるいは、婚約者の家族か…。
結婚話では、本っ当に家族による価値観の差を感じた。
私も結婚式までに何度、「ご破算じゃ!この話はなかったことで。。。」
と叫びたくなったか、ちゃぶ台があれば片手はひっくり返した。
ロンドンのパルも現在、そういう状況で家族のそれぞれの意見に
「頭痛がする」と言っていた。
ファーちゃんもいろいろあったらしい。
「人生、いろいろあるよね。」
「そうそう、人生長いし、いろいろあるよ。」と言い合って終わった。
日本の文化と違う国の文化に触れるって面白い~!と最初は思っていた
海外文通だったけれど、
仲良くなればなるほど、根っこは同じなのね~とつくづく思う。
夫の母と険悪で毛が逆立ちそう、とオランダのパルが手紙に書いていたり、
ロンドンのパルの結婚話による両家のトラブルを聞いたり、
イランのパルの夫の浮気話を聞いたり…
どこの国でも喜怒哀楽や生活って、あまり変わらないな~と改めて気づいた。