ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

言い訳

アメリカのパルが手紙の返事が遅くなった理由を長々と書いていた。
「返事が遅くなってごめん。仕事が忙しかった」という理由は
何度も読んだことがある。
私は返事の遅れをあまり気にならないほうなので理由もいらない、と思う。
私自身は返事が遅れたときは、
「こどものインフルエンザ×3人で、学級閉鎖×2人で…
まだ聞きたい?」というくらいにくどくどと書いていたけれど。
手紙のネタになることなら、理由も書くけれども
言い訳がましいことを書きたくない、という思いがある。

この言い訳、そういえば、スーパーアンカー英和辞典に
〈参考〉として書かれていた。

 日本では言い訳は男らしくないとか潔くないとして
嫌われることが少なくないが、英米人は弁明ができないことのほうこそ
成人として恥ずべきだと考える傾向にある。

傾向…という話として、なるほど、と納得した。
英米人のパルたち、「きちんと説明しなかった」というときの怒りがすごい。
私は言い訳がましくなるからでは??といままで思っていたけれど、
彼女たちには「言い訳もできないのか!」という怒りだったのかも。

そんな話を夫にしたら、夫の大学時代の友人の言い訳の話になった。
ゼミに遅刻した彼は、
「近道をしようとして公園を通ったら、こどもの作った落とし穴に落ちて
靴が泥だらけになったので、一度家に帰りました。」と教授に言い、
「もっとまともな嘘は言えないのか?!」と怒られたらしい。

そういえば、私も高校時代、
駅へ向かう途中で自転車がパンクして、こけた拍子にコンタクトレンズがなくなり、
自転車を押しながら家に帰り、コンタクトをつけ、
自転車のパンク修理してから高校へ向かったら3時間も遅刻した。
30分に1本しかない電車のせいで大幅な遅刻。
「遅刻の理由は?」と担任に聞かれ、真実を語った!
こけて、パンク修理して、電車を待って、3時間も遅れながら
登校した私ってえらい!!と思ったのに、
「もっとまともな嘘は言えないのか?」と呆れられた。
いや、本当なんですってば!!
きっと本当の理由のほうがありえなさすぎて、嘘っぽく聞こえるのだと思う。

夫は早朝釣りをしていてデートに2時間遅れてやってきたとき、
「国道が工事で片側通行止めになっていたから」と言った。
へぇ~、どのくらい?50mくらいでは2時間も遅刻しないよね?と
つい突っ込んで聞いてしまった私に、
「ずーーーっとや!!」と。
・・・私、朝、その国道をすーっと通ってきたけれど?と突っ込むと、
「メイさんラッキーやな!そのすぐ後に工事始まったんやで!」と。
いやいやいやいや…まだそれ、続ける?と聞き、
「すいません…」となったこともあったっけ。
あれは苦しすぎた…。

いままで聞いた一番ひどい言い訳は?とちょっとパルたちに
聞いてみたくなった。

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