ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

インフルエンザで熱性痙攣

久しぶりに「怖い」と思った。
末っ子の次郎がインフルエンザになった。
市内の小学校に学級閉鎖の話も聞かなくなった頃に遅れて。
発熱から12時間経過してから近くの内科を受診し、インフルエンザAと診断を受ける。
昼からタミフルの服用を開始。
4年生の太郎は同じ病院で先月インフルエンザと診断され
新薬ゾフルーザが処方されたけれど、今回はなぜかタミフル
薬剤師さんによると「先生が使い分けしている」と
相変わらずよくわからなかった…。

そして、その夜、リビングで寝かせていたら「うぅ」という声が聞こえた。
ポカリを飲みたいのかと寝ている次郎を抱き上げると
体が硬直している。
歯を食いしばり、鼻に皺ができるほど力が入り、
それなのに目が合わない。
「次郎?」とポカリのコップを渡すと手が出ない。
「あぁ…うぅ…」と発語もでない。
・・・インフルエンザ脳症
救急車?と考えている間に次郎は元通りになった。
5分以内だったけれど…これは病院へ走るべき?と看護師のママ友に相談。

そして、今年のインフルエンザは脳症発生が多いこと、
花子や太郎の症状と違ってわからなかったけれど、
次郎も痙攣だったと知る。
花子は1回の熱性けいれん(15分以上で救急車乗った…)、
太郎は脳波検査をしましょう!と言われるほど複数回の痙攣で
(紹介状を書く暇を与えないほどの発熱で脳波検査しないまま…)
痙攣予防薬まで出ていたほどで、
正直、痙攣のプロかも、と思っていた。
時間を測り、左右の体が対称に痙攣しているかとチェックし…と。
上二人の痙攣は呼吸ができてないような、唇が紫になるものだったけれど
次郎は歯をぎゅーっと食いしばるタイプの痙攣だった。

痙攣と気づかなかった私、その間に各種、禁忌を犯しましたとも!
・抱き上げる
・大声で呼びかける
・飲み物を飲ませる
・背中をさする

こういった行為は刺激になるので痙攣のときはダメなのに…。
痙攣中は喉に詰まる危険があるため飲み物も危険で不可です。

寝転がせ、気道を詰まらせないように横に顔を向け、
痙攣の持続時間を測り、手足の動きは左右対称か、
視線は合うか、焦点は定まっているかなどを確認するのが正解。

22時を回っていたため#8000で「自家用車で病院か救急車か
朝まで待つ」のどれがいいのかを聞いたら、
「症状が治まっていて5分以内なら朝を待っての受診」ということで
翌日、受診することにした。

インフルエンザ脳症前に痙攣が起きる子が多いと知り、
「次の痙攣が起きたらすぐに救急車」と#8000で言われ、
夜、久しぶりに睡眠時間2時間。
1時間おきに体温測定、メモ、水分補給をさせていた。
布団をかけすぎて熱性けいれんが起きた疑いもあるので
布団と毛布にくるまって眠る次郎が寝たのを見届けて布団をとる…
寒いと次郎が布団をかぶる…
寝たころに布団を私がとるという不毛な攻防を一晩繰り広げた。

そして、翌日に信頼している小児科を受診。
「誕生日、学校名、年齢」を聞かれ、すべてに答えた次郎、
脳症にはなってないといわれて、ほっとした。
インフルエンザ脳症は階段状に悪化していくようで、そういう兆候は
現在のところはないから、多分、熱性けいれんだろう、と。
インフルエンザによる痙攣は10歳くらいまではあると聞き、
インフルエンザ怖いなぁ、と改めて思った。
「もし、今日もう一度痙攣したら、救急車乗ってください。
入院になるでしょうけれど。」と言われたけれど、
その日の夜は何事もなく、次の朝にはすっかり解熱して元気になっていて
本当にほっとした。
今年のインフルエンザ、怖すぎる…。