ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

井の中の蛙、井の中で泳ぐ

またやってしまった私のおっちょこちょいで、
慌てて小学校へ書類持参で行くことになった卒業式の翌日、
会う先生、会う先生から私の読んだ謝辞を絶賛していただき…
「手ぶらで来たのに、そんなに褒められると申し訳なくなるんですが…」と
謙虚に答えた。

そして、何度も聞かれた。
「メイさんは、緊張しない人なんですか?」と。
いやいや先生、そんな人いますか?と言いそうになったけれど、
我が家の花子は”緊張しない人”かもしれない。

「メイさんの謝辞、素晴らしかったですよ。
声も震えず堂々とした態度と発声で、
しかも冒頭に冗談を飛ばして会場を沸かせて和ませて…」と言われ、
なに、この手放しの賛辞。
言われ慣れてないので、うまい返しがでてきませんけれど!
緊張して卒業式に全く泣けず、頭の中は自分の謝辞でいっぱいで
ジョークに会場が沸いたかどうかを確認する余裕もなかった。
とりあえず、校長先生と教頭先生が笑っているからいいや、
くらいだったけれど、
ほかの先生からも「笑いました!」と聞き、非常に嬉しい。

在校生として卒業式に出席した子どもがいるママさんたちからも
「花子ちゃんのママのスピーチ、すごいよかったって
うちのこが言っていたよ」とか
「太郎君のママのスピーチ、先生たちに大受けだったと
子どもから聞いたよ~。」なんていうメールも入ったり、
占いの通り、舞台で存分に能力を発揮できたかも?!

着任1年目で今回卒業した花子とは全く関わりのなかった先生にも
「謝辞、すごくよかったです、
私ですら、うるっときてしまいましたよ!」と声を掛けられたり、
「あの言葉の選び方のセンスはどうやって磨かれたんですか?
やっぱり読書量ですか?」なんて小学校のベテランの先生に聞かれ、
最早、壮大なドッキリにしか思えない。
井の中の蛙、現在、井戸を気持ちよく泳いでます。