ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

コロナウイルス

コロナウイルスがいろんなことを気づかせてくれた。
まずは、ピアノ。
こどもたちのピアノ発表会が2週間後にある。
30人以上がひとつの部屋に3時間。もちろん密室。
田舎から田舎へ移動するわけではなく、都会へでることになる。
別のピアノ教室で発表会があるママさんたちの話を聞くと
どんどん中止や延期のお知らせがきていたので、
我が家の発表会も今年は中止になるのを待っていたけれど、
先生は決行するようだった。
我が家はいろいろと考えて、「今年の発表会は出演を辞退します」と
先生に伝えた。
カルチャーセンターのピアノや町のピアノ教室よりも
門下生と師匠!というような関係のピアノ教室の中で、
「発表会を辞退」って言いにくい…ので、先生から中止か延期を
言ってほしいと待っていたけれど。
半年以上かけて練習し、週2でピアノレッスンも入れてもらい、
練習を重ねた子どもたちは残念そうにするのかと思いきや、
そうでもない。
「ふーん。」程度。
私の方が拍子抜けしてしまった。

ピアノの先生は音楽高校から音楽大学、コンクールと
音楽の道を突き進んできた先生で、尊敬しているけれど
価値観が違うなぁと思うこともあった。
今回のことで、よりそれが浮き彫りになって、ピアノについて
我が家で考えるきっかけにもなった。
「とにかくスポーツをしなさい!」という親がいるけれど、
「とにかくピアノ!」と3人のこどもにピアノをさせてきた。
それぞれがソナチネレベルに到達し、
先生との温度差を感じるようになった。

小学校も中学校も休校しているので、今日は朝から先生たちの電話があった。
特筆すべきは、花子の中学校の担任。
「〇〇中学校の山田です。」と電話があったので、
おはようございます、いつもお世話になっています、と挨拶をしたところ
「花子は?」と先生。
あぁ、いるので代わります、と代わったけれど…
いやいや、待てよ、待てよ。
先生、いくつやねん!!と突っ込みを入れそうになった。

気になる1つ目、呼び捨て。
学校や遊んでいるときなどの呼び捨てはまぁ、ヨシとしよう。
本当はいやだけれど。
でも、保護者の前でも呼び捨てする?
こはちょっと違った対応が必要な気がする。

小5の太郎の悪友たち、外で遊んでいるとき、登下校のとき、
「おい、太郎~!!」と呼び捨て。
でも、電話してきたときは、
「田中です。太郎くんをお願いします。」と言う。
小5でもできることが中学校の先生が難しいか?と不思議。

「花子は?」と先生に聞かれたとき、
彼女の家の電話にかけて親が電話に出て焦った高校生彼氏か!と
突っ込みそうになった。
まさにそんな感じだった。
携帯電話だけの世代って、こんな感じなのかしら。

元高校教諭のママ友が学校の先生への敬意が失われた理由を
「大卒のママさんが増えたこと。」と言っていた。
大卒が尊敬の対象ではなくなった、と。
そういうものかしら?と思っていたけれど…
こういう「はい?」な対応をする先生が多いからな気がする。
でも、そういう先生はやっぱり”若い”先生が多く、
彼らを指導してくれる年代の先生がいないことも
遠因としてあると思う。