ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

世界は広い?

中学生の花子が国語の課題に取り組んでいた。
椎名誠の『アースプラネット』を読んでの感想。

海外を流浪し、戻ってきて僕の家に居候する母の弟が
またふらりと出かけていき、海外からいままでに見たことのないような
写真を送ってくる。
「世界は広いんだ。悠君にもいつか見てほしい」という手紙が来る。

花子の感想は「一定層いる、
海外には日本にないものがあるっていう話」と。
海外へ出れば変わるぞ!という話に思えたらしい。
海外に出かけ、先住民族と出会い云々の話だったけれど、
その居候のおじさんが日本で何をしていたかというと
たまに仕事して、そのほかは読書やカメラの点検。
そりゃ、その生活では日本で”出会い”はないだろうよ、
と突っ込みたくもなる。

国語に正解はないから、と花子と二人でいろいろと話した。
文部科学省が家庭での学習は学校で学習したこととみなす、
という通知を出した。

私は喜んだけれど…これ、学力の二極化に拍車をかけること
間違いなしだと思う。
こどもに学習させる余裕のある親や意欲のあるこどもはいい。
学校でしか学習してこなかったこどもは…?
家庭での学習ではどのくらい学習ができているのだろうかと
心配になることもある。

我が家のこどもたちの場合、学年により違うけれど
小学生組は予習や教科書を自分で読んで…プリントしましょう、と
課題が出ている。来週、回収しますと1週遅れ。
わからないときは”質問カード”に書いたら、
来週、また回答がくるらしい。
中学生の花子に至っては、数学も英語も去年の復習プリントが
課題として出ているのみ。
国語と社会は2年生の教科書を見てプリントをする方式。
理科に至っては課題が一切ない!
これは夏休み、終わったな…といやでもわかる。

花子の場合は遅れていたZ会を取り戻すべくZ会をしているものの
2月号の数学が実は中2の内容で、わからなくなったため
スタディサプリで数学の授業を見たりしている。
塾もオンラインになったり、人数を半分にしたりしているらしい。
アメリカのパルのこどもたちは
オンラインレッスンを受けているらしい。

世界では、日本では…と考えているとポスクロの絵ハガキが届いた。
IDはあるものの、IDを間違えている。
はがきに書かれている日付もびっくり。
21/7/2020 (2020年7月21日。)
未来から来たハガキか!!

なにからなにまで違うよ…と私が呆然としていると夫が言った。
「世界は広いね。メイさんより上のおっちょこちょいがいるんだから。」と。
世界は広い。
そして、上には上がいる。