ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

言語と性格

外国語を話すときと母語を話す時では
性格も違う、という話にはとても興味がある。
同じ人間が違う言語を話すだけで性格まで変わるのか?

そんなことを思ったのは我が家でとっている読売の中高生新聞に
津田梅子について書かれていたから。
居島一平という芸人?が歴史上の人物を挙げて書いている欄がある。
歴史は結構詳しいと自負している私も
「へぇ~、知らなかった!」と思うような逸話ばかりで、
つい読んでしまう。
津田梅子、津田塾大学創始者で、幼くしてアメリカへ留学…
なんていうことは多分、多くの大人は知っている。
では、彼女が晩年まで書いていた日記が英語だったことは?

津田梅子をアメリカで養親として育ててくれたラングマン夫妻に
津田梅子は手紙を書き続け、カルチャーショックについて語ったらしい。
「日本で室内に入るのに靴を脱ぐのが面倒だ」って…。
日本では物静かな女性として思われている津田梅子が
その手紙の中では、いかにも中流階級のその時代のアメリカの
若い女性になっている、とか。

津田梅子が晩年まで英語だったという話を知ったとき、
思い出したのは李登輝。鬼籍に入られてしまわれたけれど。
彼も日本語で本を読み、NHKを聞き、中国語はいつまでも下手だった、
なんていう逸話まで。
「私はかつて日本人だった」という彼の言葉は有名。
若い時に受けた言語での教育が与える人格への影響はとても大きいのかもしれない。


詳しくはこちら。Daughters of the Samurai.(サムライの娘たち) 

 kindleでサンプルを読んだけれど…読めるかー!!となった。
私の英語力では無理でした。
諦めずに探したら発見。原題と違いすぎる邦題。

 原題を訳すのではなく作者名で調べるのが正解だと知った。

 日本語に翻訳されていた。ポチっとしたので読むのが楽しみ。

私の場合、英語のときも日本語のときも、
夫やロンドンやアメリカのパルたちに感心して、
しばしば呆れられて、言われる。
You are what you are.(あなたって、あなたなのね…)
やっぱり言語だけでは性格は変わらない。