ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

成長を感じた出来事


親になって思うことのひとつに、ほめるポイントが
それぞれすごく違うんだな~と驚いた。
叱ったりほめるポイントもそれぞれに違う。
夫はとてもほめることが上手。
私はきっと得意ではない。私のほめ方はどうも物足りないと
周囲に思わせるレベルのようで、
「それだけしか褒めないの?!」と言われたことも何度か…。
日本語では無理。。。

しかし、先日、花子の行動を褒めまくり、
海外の仲良しパルたちにも報告!
"I'm so proud of Hanako!"
(花子を誇りに思うわ)と。

一体、花子は何をしたか?
転校生に声をかけた。
それだけだったのだけれど、感動…。
クラスで隣の席の子、誰だっけ?というレベルで、
水筒を間違えて隣の子のカバンに入れて帰ったとか、
(小2ではなく中2で!!)
クラスメートの名前は半分もでてこないレベルの
周囲に全く関心のない花子が他クラスの転校生が
ぽつんと一人でいることに気づき、声をかけた?!
画期的すぎて、嬉しすぎて鼻血出る。

しかも転校生が引っ越してきたのは花子と同じ団地。
運送業の人たちがこの団地の地区担当になったとき
迷ってぐるぐる回りすぎて団地の中で酔った…というほど
迷路のような団地なので、転校生の子も迷ったらしい。
それを聞いて花子とお友達で彼女の家まで2,3日、送迎し、
道を覚えたいまは中間地点で待ち合わせして登校。
あの花子が?!

転校生のママさんと団地の中で会い、話したら
団地の中でいつも迷子になって、家までたどり着いたときは
半泣きになっていた。いまはお迎えに来てくれるお友達がいて
迷わず行き帰りできて、すごく喜んでいる。」と。
あの花子が…大きくなった…。
学校に使った箸セットを持ち帰らずに2セット置いたまま
なのくらいは目をつむろう、中2だけれど…。
(そういう花子に備えて箸セットは4セットある!)

花子のクラスは団結力という言葉からは程遠く、
それぞれがマイペースで、のほほんとした感じ。
転校生がきたときは、「からみすぎて、うざがられてる」と
担任の先生に言われるほどに転校生を質問攻めにしたり。

しかし、今回の転校生が入ったクラスは団結力が強いクラス。
対抗意識をやたらと煽る担任で、どんなことでも競争!
どんなことでも勝つぞ!と暑苦しい
「ベルマーク集めるだけで、あそこまで燃えれる?」と
花子は呆れ顔だった。

「団結力が強いってことは、新参者を入れないのよ。
すごく閉鎖的。転校生を輪に入れない。」と
花子が分析していて、大人になったんだなぁ…と感じた。
その一方で、あの花子が気づくレベルで孤立している転校生を
放置する学級担任って、なに?と疑問に思ったり。

担任も学級委員長も残念。
花子のクラスの学級委員長、「体操服に着替えなさい」と
担任に言われ、「着替えは本当に必要ですか?」と
教科担当に説明を求めたり(納得できないことは無理!と)、
なんだか最近、精神的に荒れている先生に
「先生のその日の気分で叱るのはやめてください」と
言いに行ったとか…とてもかっこいい!
惚れてまうやろ~!!!と私が思う。
委員長は女子生徒ですが。

花子の成長を感じた出来事。