ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

こぢんまり

インディアナ州のパルに引っ越しを伝えると、
「小さな家で教育費を貯めるんじゃなかったの?」と
聞かれた。
これには長い話がありまして…というほどにはない。

家を住み替えするとき、久しぶりに私たちの価値観を
見つめ直した。
家を買い替えること、どう思う?と友人やパルにも話したので
彼女たちの価値観も見えた。
何を重視するかが大きい。

そんな中で、夫の価値観の話をちょっと長めに
インディアナ州のパルに話すと、
"Please tell your husband I said he rocks!"
(彼に私があなたは最高!って言ってたって伝えて)
"rock"で、最高!かっこいい!すごい!という意味になるらしい。

こども部屋に喜んでる?とインディアナ州のパルに聞かれた。
こどもたちもついにそれぞれの一人部屋を持つことになるので、
家具は何を置くか、
インテリアはどうするか、
夫も子どもたちも一時期、大盛り上がりだったけれど、
「それぞれの寝る部屋にはベッド以外の家具は置くことは不可」と
こどもたちと夫には伝えた。
いつどこで地震があるかわからない日本で、
大きな家具に囲まれて寝ていて、その下敷きになったり、
部屋から出られなくなったら、
一生後悔する!私が。ええ、主語は私。

こども部屋に置くのはベッドと小さなサイドテーブル。
そして、ベッドの横には必ずクロックス。
地震や火事があったとき、すぐに靴を履いて出られるように、と
東日本大震災以降、ベッドの横には常に新品の靴。
靴が古くなったらその靴を履き、新しくまた買う…
クロックスもローリングストック方式。
玄関には非常持ち出しリュック!

そんな話をインディアナのパルにしたところ、
"That is wonderful May.
Every single bit of it is wonderful."
(すごいわね。
どれもこれもすごいわ。)
と、いつものようにほめ上手の彼女に褒められた。
いやぁ~、照れるわ…と褒められたりもするけれど、
住み替えは褒められてばかりでもない。
アメリカ人男性のパルには
「こどもたちとあと何年住むか、購入費用や貯金額、
これからの生活費などをちゃんと計算したか?」
というようなことも言われた。

我が家の小さい家を見たこともないくせに!と、
ついロンドンのパルに愚痴ったら、
”That man is in another planet."
(その男性は価値観が全く違うのよ。)
と笑っていた。
ほかの惑星出身や、別の惑星の人、宇宙人…など
言い方はいろいろあるけれど、
”価値観が違う人”という意味。

「私はあなたの家に行ったことあるわよ。
引っ越しはよいアイデアだと思うわ。
3人のこどもたちは18歳以下で、もうしばらく家にいるし。」
"You were overly snug in the last place."
(前に住んでいたところは狭すぎたわ)

snug:こぢんまりした
いい表現だわ~。