ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ホルモンかcabin feverか。

インディアナ州のパルが私、というよりも10代のこどもを持つ
ママさんに必要なものは
"indivisual armours"だという。
indivisual:見えない
armour:鎧

armourは鎧…わかっているのにarms(腕)だと私は誤読。
ロンドンのパルが「鎧が欲しいの!」と言った時も
「腕が欲しいの?!ちょっとしたホラーですけれど。」と
返事したのに、また誤読。

ところで、その”腕”は何をするため?
反抗期のこどもの暴言に”見えない腕”でやり返すため?
それとも”見えない腕”で、自分自身を抱きしめるのか、
暴走しそうな子どもを”見えない腕”で、手をつなぐのか…と
インディアナのパルに聞いたところ、
見えない鎧”で、自分自身を守るのよ、と。

こどもたちはホルモンで暴走しているだけ。
性格が悪くなったわけではないのよ、ホルモン。
ホルモンが増加しているときは見えない鎧を装着するのよ、
ということだった。
ホルモンって…と思ったけれど、
なに、反抗期の子どもはホルモンのせいっていうのは
世界の育児の潮流なのか?!
オランダのパルにもコスタリカのパルにも「抗いがたいホルモン」説を
唱えられた。
毎月、ホルモンで怒りやすくなってしまう私にも
”抗いがたいホルモン”説は賛同せずにはいられないところもあるけれど、
そのターゲットに”甘えやすい母親”が選ばれるところとか、
”甘え”を感じるところがいらっときてしまったり、
自らの不寛容さを感じて自己嫌悪したり。

暴言が来るぞ!なタイミングで、「変身!!」と見えない鎧を着こむ、
なんてことは10代の反抗期のこどもを持つママ初心者には
結構、難易度が高いわけで、次はいつだ?!と身構えていると、
「あぁ?!」
「はぁ?!」
「なんやねん?!」という状況になって、
さて、どっちが反抗期の娘でしょう…という状況になる、
或いは大阪の警察とヤクザ(『警察24時』)みたいな、
字幕だけ見ていたらどっちが警察の発言かわかりませんけれど…という状況。
夫に「全方位に喧嘩を売らないで。」と私が言われた。
「万年反抗期なんです!」と言い切る。
見えない鎧を颯爽と着用するの、レベル高いわ。

Boys are funny,when the teenage grirl's emotion
bigin to go haywire,they disappear.
(息子たちは面白いでしょ、10代の娘の感情が無茶苦茶になってくると
男の子たちは消える。)

go haywire:手の施しようがないほど、無茶苦茶

You may see your boys clam up and go to their room
until they feel it is safe to do so LOL.
(あなたの息子たちも安全だと思うまでは黙って
部屋に行っているでしょ。笑)

clam up:ハマグリのように口をしっかり閉じて黙り込む

インディアナ州のパルとの反抗期についての話は
新しい単語のオンパレードで、今度から得意な英語は
”反抗期に関する英語”と言おうかと。

そして、特に語っていたのが終わりが見えないコロナウイルスにより
狭い家に閉じ込められているストレスについて。
インディアナのパルの家、広いんですよ…。
それを狭いって言われた日には我が家はなんて形容するんだ?!
”cabin fever”について語っていた。
cabin fever : 閉所性発熱,
そんな言葉、日本語で聞いたことがないけれど…
狭いところでコロナウイルスの終わりが見えないまま来る日も来る日もいるのだから
cabin feverにもなるし、思いやりの心を持ち続けるって
どんな人にも難しいものよ、と。

cabin fever,それは確かにあるかもね…。
実は、花子、家の敷地に立てたテントで宿題したり読書したり、
どうみても閉所を楽しんでいるけれど。