ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

10代疲れ

中高生たちが親への文句を言っているのを
自分自身が中高生のとき、友人たちから幾度となく耳にした。
「親と話をしたくない」だとか
「うざい」といった言葉で。
親への熱情、そんなにあるのか…といつも不思議に見ていた。
中高生のこどもを持つ親になったいま、
私も言われているのだろう…と思いつつ、私も言っている。
「何あれ?何様やねん!!」と愚痴を10代のこどもを持つ
ママさんたちと。
フィンランドアメリカ、カナダのパルのこどもたちも
すでに10代になり(彼らが幼児のときから知っているので、
年を感じる…)天使のようだったこどもたちがみんな反抗期…
四谷怪談より怖い。

Grumpy, bossy, crazy, nasty attitude, eye rolling... 
(不機嫌で、偉そうで、まともではなく、失礼な態度で、
馬鹿にした目をして…)

カナダのパルの10代の娘ちゃんの形容表現が特に秀逸だったので
紹介。それって、全部、”10代反抗期”で、もうある意味、
手本のような10代。
1人とんがっているつもりで、量産型の没個性だから!と
言いたくなるほどの模範的さ。
私も以前は「あら、そういう時代なのね、かわいいわね」と
思える余裕があったのに、いまはカナダのパルのイライラに
激しく同意してしまう。

"I don't think I'm gonna survive her teen years."
(彼女の10代を生き残れる気がしない)
…SURVIVE(生き残る)、なんてぴったりな表現!
本当にそれよ!と私も激しく同意。
数年前まで、超絶反抗期の息子くんに手を焼いていた彼女でさえ、
「息子と比べ物にならない早さとひどさ」で反抗期入りした
娘ちゃんに苦戦のもよう。
しかも「学校の成績が悪くて…」という話になった。

そうなんです!
10代のややこしい時期、反抗期に学業という二つの問題を
親はサポートしなければならない、ご機嫌をとりながら…
「やってられるか!!」とちゃぶ台をひっくり返せないので
私の場合は海外のパルに愚痴る。
生産性のないただの愚痴、聞いてもらうだけでスッキリ~
なんて簡単なことではないけれど、言わないよりはマシ程度。

そんなすでにアップアップ状態の我が家に
(中高生が二人もいると、どちらかが不機嫌…
不機嫌が感染すると私までイライラするという悪循環が
日常という素晴らしい環境が今!ナウですよ!)

新しいニュースが入ってきた。
速報です!
「私、男子生徒に告白された。」と
女子高校生なりたての花子から。

はい?
・・・同じクラス?「別のクラス」
知ってる人?「知らない人」
なんて言われたの?「好きです、付き合って」
返事はどう言ったの?「無理」

…それ、朝の準備にバタバタでお弁当作っている今、
適した話題?情報量が多すぎてフリーズして
処理できませんけれど、
しかも今日はごみの日でごみの準備もしないといけないのに
いま、私は花子に何を求められているんだ???

お弁当の準備の手を止めて考える。
(そんな暇はないのに!)
「入学してから知った人」ということは
…入学して2週間経った?くらいで愛の告白って、
一目惚れか手あたり次第か…
どっちにしても微妙だな、と思いながら花子に感想を聞くと
「こわっ!」と思って、「無理!」と即答したらしいけれど、
無理っていう言い方はどうなんだ?
せめて「お友達から」とか「考えてみます」とか…と話すと
「それ、もうお断わり表現やで。」と中学生の息子に言われる。
入学して数日、出会って数日で
「好きです」と言われて、「私も!」って言う人がいたら
逆にそれも「こわっ!!」とならないのか?
一体、彼はどんな答えを期待していたんだ???
彼が息子なら正面に座って脳内シミュレーションを聞いて、
話し合いがいる案件。
小中学生の息子たちに、「出会って数週間以内の告白は
見知らぬ人から、気持ち悪いと思われるだけなので
やめておいたほうがいいよ。」という新しいアドバイスをした。
一つ、君たちも勉強になったね~と話すと、
小6の次郎が「僕、相手から言われるほうだから大丈夫」と…。
どっから沸いてでてきたその自信…と私が絶句していると
「こわっ!!」と中学生の太郎に言われ、
「いたいわ、それ…」と高校生の花子に言われていた。
私も次郎も鍛えられるなぁ、日々…。