香港のパルから手紙が来た。
彼女はコロナウイルスが世界を席巻してから
いままで以上に本を読むようになった、
ということを書いていた。
彼女はミステリーもエッセイも旅行記もいろいろと
日本語で読んでいるのだけれど、
ジャンルが違えど、テーマは同じ。
”食べること”。
「食いしん坊の私は食べることがテーマの本を読んで
いつも日本で次に食べる料理を想像する」と。
実は、私も最近、同じ傾向で本を選んでいる。
旅行に行けず、外食もできない中で
自分で料理を作っていると、自分の料理に飽きてきた。
ということで、各国のレシピを作ってみよう!と買った本。
材料が簡単にそろい、すぐに作れる!けれど、まだ見つめるだけ。
『料理から暮らしと社会がみえる 世界の台所探検』
料理の本というよりも文化人類学?社会人類学?
台所でその国の歴史や文化が見えるのだなと感心。
どこの国にでも、どの家にでもある”台所”とは、
目の付け所がおもしろい。
残念なのは、ひとつひとつが浅く書かれているところ。
料理本としても、文化人類学にするにも物足りない…。
これ、ブログで終わるレベルかも…とすら思ってしまった。