ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

『ユーモアは最強の武器である』

謝辞がほぼ完成した。
今回の謝辞もどうしても入れたい!”ユーモア”を。
「なぜ、そんなにジョークやユーモアを入れたい?」と
夫や友人たちに聞かれる。
それは、私がスピーチを聞くときも楽しみたいと思っているから。
できれば、面白いスピーチを聞かせてほしい!と思うものだろうと思うし、
式典でのあいさつを即興でする人はいないことを考えると、
練りに練ってできるはずなのに…それ?限界はそこ?と思うような
使い古して穴が開いたような挨拶をする最近の校長先生たちにうんざりする。
最後の年月日、去年のを読んだところで、誰も気づかない、
聞いていないよ…と思うほど。

他人よりも時間にうるさい私は、時間をとられることが本当に嫌だ。
全くなにも目新しいものがない挨拶が長々と続いたときはげんなりする。
私の謝辞も多くの人の時間を奪う。
それなら、それに見合うだけの時間と労力をかけよう!と思う。

ということで、ユーモアを練っている…。
即興ではなく、練る!
そんなときに読んだ本。『ユーモアは最強の武器である』

まさに私が思うことと同じだった。
本書でも指摘されている、「ユーモアを使うことによってあなたの発言は
興味深く感じられ、相手の記憶に残りやすくなる」と。
ユーモアがいかに知性を感じさせるか、
どういうグレーゾーンを狙っていくか、
またユーモアに失敗した時の立ち直り方など。
正直、経験談として知っていたことは多いけれど、
これを真面目に研究し、データを取っていることに驚いた。

ツイッターの元CEOディック・コストロが語っていたことが
まさに私の目指す、理想とするリーダーと同じだった。
「リーダーとしての私の仕事は、ミスが起こることを防ぐこと
ではありません。実際にミスが起こった時、できるだけ迅速に処理することです、
でも、みんなが私に安心して悪いニュースを報告できなかったら
ミスを処理するまでにうんと時間がかかってしまいます。」

私がすぐに辞任した名誉職、
私の提案とは全く関係のない”年齢”と”性別”について攻撃され、
かつ、さらに状況を精査するように”検討会を立ち上げること”と言われた。
これ、本書に出てくるCIAが「業務を円滑に進行させない方法を教える」
ためのガイドにでてきた!

ポイントは5つあって、そのちの2つが該当。
・委員会では「さらなる調査および検討」のためとして、
可能なかぎりあらゆる事項に言及する。
委員会はできるだけ人数を増やし、5人以下にならないようにする。
・本題とは関係のない話題をできるだけ多く持ち出す。

「すごい、CIA仕込みですか?!」と私も言えたらよかったのかも。