ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ニュアンスはむずかしい

パルたちからの英語の手紙を読むことは楽しい!
文通を通して彼女たちの性格もわかっているので、
「彼女らしい皮肉!!」と思ったり、
「珍しく落ち込んでいる」と思ったり、
「相変わらず、底抜けに明るい!」と思ったりする。
彼女たちが私について語るときも、それぞれの性格をわかっているので
「またからかってる!」と思ったり、
ほめ殺しー!!」と思ったりと彼女たちの真意を汲み取れている、つもり。

ロンドンのパルと話す時間が多いからか、「文章がイギリス英語」と
最近、言われるようになった。
先日、アメリカ人のパルに通じなかった。
1人だけではなく5人も!アメリカ人にだけ通じなかった!
「あれ?アメリカ人に通じなかったけれど、あれはイギリス英語だったの?」と
ロンドンのパルに確認したものの
「いや、アメリカでも通じるはずよ」と言われたけれど、
アメリカ人のパルがほぼ「どういう意味?」と聞いてきた…謎。

ここ数週間、英作文の添削をしてもらっている。
イギリス人の先生に頼むことが多い。
先日、アメリカ人のパルたちに通じなかったショックが大きいので
ここはイギリス人の先生たちを選んでしまう小心者の私。
前はアメリカ人の方がイギリス人よりフレンドリー!だと思っていたけれど、
人による、ということを学んだ。(今更…)
フレンドリーなイギリス人の先生に添削してもらっている。
前向きに励ましてもらうだけでいい!継続は力なりだ!と。

たまに違う先生にもお願いする。
イギリス人女性にお願いしてみた。彼女からの添削についていたメッセージ、
(もちろん英語)
「素っ気ない…」と思った。
でも、これが素っ気ないと思うのは私のニュアンスの受け取り方なのか、
実際、イギリス人女性のあなたはどう思う?とロンドンのパルに聞いてみた。
「かなり前向きなフィードバックだと思うわよ。
あなたの語彙がとても豊富だとほめているし。」
それはわかったけれど、彼女の言い方が冷たく感じたのよね…と話すと、
「あなたのいくつかの文法ミスを指摘しているけれど、
それもすごく丁寧な言い方だと思うわよ」とロンドンのパルに言われた。
「ただ、よく知らない人の文章だけで判断するのって、
むずかしいわよね」という話になった。
いや、本当に文章だけで推し量ることはむずかしい。
常に前向きに良いように解釈するか、小さいことは気にしないか、
そのどちらもできない私は「…」と沈黙する。

実は、先月、謝辞を頼まれたPTAの人から「人前であんなこと、
私には絶対に無理でした!」と言われた…。
人前であんなことって…裸踊りしたわけではないですけれど。
謝辞を読んだだけですけれど、しかも、あなたに頼まれて…忘れたのか?!
そのママさんと話したことは数回なので、
彼女の人柄を知らないのだけれど、その言い方って…微妙じゃない???と
私は沈黙した。
「一か月前に急に頼んで、バタバタさせておいて、お礼はそれ?
他に言い方って、いくらでもない?選んでそれ?」と
言いそうになるので、口を閉じておいた…。

まるで「よくあんなレベルの謝辞を人前で披露できるわね!」ってこと?
それとも「私には無理なことができてすごい」ってこと?
いや、どっちにしてもなんだか見下した感が入ってない?
気のせい?あなたの言葉足らずのせい?
同じ日本語使っているのになぁ…と数人の友人に語ったら、
数人は「気にしすぎ」と言い、数人は「なにそれ?!」と憤慨していた。
つまり、受け取る人による。
日本語話者同士でもね…
況(いわん)や外国語で真意を受け取ろうなんて10年早いと思い至った。
わかった気になることをやめて、
「もうちょっと詳しく説明してください!」と貪欲にいこうと思う。