ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

英語の発音と告白

マレーシア航空の録音された機内アナウンスをはじめとする
マレーシア人の英語、結構、聞き取りにくかったよという話を
ロンドンのパルやコロラドのパルにした。
「それぞれの国で英語のアクセントに違いがあるわよね。
私はやっぱりヒスパニックの英語のアクセントが抜けない」と
メキシコ出身のコロラドのパルは言っていた。

ロンドンのパルは、
「私が一番びっくりするときは、どこからどう見ても外国人なのに
強いアメリカ英語を話す人に会ったときね。毎回、驚かされるわ」と。

ちなみに私の英語は”日本のアクセントが残っている”そうで、
強いアメリカ英語というわけでもないけれど…と、まぁ、
ジャパニーズ・イングリッシュになってますよ、と。

「でも、あなたは日本人なんだし、その英語でいいと思うの。
それとももっと発音をアメリカ英語かイギリス英語にしたいの?」と
ロンドンのパルに聞かれた。
うーん…発音がいい人になりたいか?と聞かれたら、
「もちろん!!」だとは思うけれど、
私の英語はコミュニケーションの道具に過ぎないわけで、
正直、それほどのこだわりや強い信念がなく…な結果がコレなんだと思う、
とロンドンのパルに話した。
それとも「アイリスというイングリッシュネームにふさわしいような
イギリス英語を身に着けるべきかしら?」と冗談っぽく言ったら、

あなたの英語は理解されているから、大丈夫。
”That is all you really need,
you aren't trying to pretend to be British or American.”
(それ(英語でのコミュニケーション)があなたが求めていることだし、
アメリカ人やイギリス人のフリをすることもないのよ)と。

”I think you should be yourself,
you are a wonderful person as you are.”
(あなたはあなたでいるべきよ、
あなたはそのままで素晴らしい人だわ)

あら、なんて素敵な言葉…と聞いていたら、話はロンドンのパルの
アメリカ人夫の話に。
彼はアメリカのアクセントを限りなくゼロにしようと奮闘中らしい。
アメリカ人アクセントも彼のアメリカ人らしさ(ロンドンのパルからすれば)も
どんどん指摘して!直していきたい!と彼は言っているらしい。
会ったことも話したこともあるけれど、なんとも謙虚で彼らしい…。

正直、いままで会ったどのイギリス人よりもイギリス人らしさを
私が感じたのはアメリカ人の彼で、
「そんなにシャイでアメリカでやっていけたのか?」と驚いたほど。
彼には社交的ではないところなどを恥じるところもあり、
誰もそこまで見てないって!!というポイントまで気にしたり…
彼はアメリカ英語の発音も含めて、いーっぱいの彼の部分を必死に直そうとしている、
とても厳格に自分自身を追い込んで…。
そんな彼にこそ、
”I think you should be yourself,
you are a wonderful person as you are.”
(あなたはあなたでいるべきよ、
あなたはそのままで素晴らしい人だわ)
と伝えておいて、とロンドンのパルに言った。
社交的でなくて、口下手で、それでも謙虚で誠実で、
アメリカ人っぽいだとかイギリス人らしくないだとか全くわからないけれど、
(我が家では、彼こそが日本人の想像するイギリス人男性!!と言われているけれど)
私たち家族は彼のこと好きよ~と告白しておいた。

"He will LOVE that!
I will tell him you said that!"
(彼は喜ぶわ。あなたがそう言っていたって、伝えるわ)
とロンドンのパルが言っていた。
私の告白、伝えられるようです。

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