ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

先生選び

英検準1級の試験日まで1か月近くとなってきて、
お尻に火がついている。
自慢ではないけれど、中間テストが近い中高生のこどもたちよりも
必死に勉強している!
「なんで、そんなに必死なの?」とこどもたちに聞かれ
「受験料に1万近く払っているの!」と即答!
子どもたち3人が3人とも聞いてきたので、
はたから見ても必死に勉強しているらしい。
単語のCDを毎日2時間、運転時間に聞き、かなりの英単語を覚えた気になって
語彙問題を解いてみたら…想像以上にできなくて落ち込む。

・・・いやいや、落ち込んでいる暇はない!
試験まで残り1か月ほどなのだから。
語彙問題だけではなく、英作文も実はまずいと思っている。
aが抜ける、theが抜ける、前置詞が違う、時制が違う…と
散々な結果を経て放置していた。(1月から)
あのほめ上手のイギリス人男性の先生にまた英作文の添削をしてもらおう!
とIDIYを覗くと、その先生はずっと”受付終了”のまま。

また気の合う先生探しからスタートするしかない!と
5人の先生にお願いしてみた。(5つの英作文を書いた!)
日本人、カナダ人、イギリス人。
一番厳しく添削したのはカナダ人の元大学講師…
「kidsなんてアメリカのスラングを使わないでchildrenって使いなさい」
と書かれ、
kidsがスラングなの?とロンドンのパルに聞くと、
「えっ?その人、ネイティブ?どこの国の人よ!」と驚かれた。
彼の添削を見せると、「文法に超厳しい人だけれど、失礼な感じではない」と。

イギリス人の別の先生は「文法的に正しいけれど、自然ではない英語もあれば
自然な英語もある。」と別の言い回しをたくさん紹介してくれた。

一方、日本人の先生(TOEICも高得点、英検1級保持者)には
「大変よくできた英作文で、しっかり勉強されているのがわかる」と
スペルミスを1つ指摘されただけ。
・・・いやいや、そんなわけない。
カナダ人にもイギリス人にも山ほど指摘されている私の英作文ですよ?
「目的語が抜けてる」「主語が曖昧だ」とか
「文法的には正しいが、自然ではない」と。
あら、やだ、私ったら日本人の先生に提出するときは完璧になってた?とは
さすがの私も思えず、「一体、正解はどの先生だと思う?」と
ロンドンのパルに愚痴った。

ロンドンのパルに愚痴りつつ、答えはいつも通り、出ている。
いろいろな言い方を提案してくれたイギリス人の先生にしようと思う。
こどもたちの先生を見たり、いままでの自分の先生を振り返り、
先生に必要なことは”いかに高いレベルのことを知っているか”
ではないと気づいた。
一番むずかしいことは”生徒のやる気を維持させること”。
それを塾の先生たちも知っているから、最近は「やる気は自分で持ってきて」
という塾もあるほど。
いやいや、わかる。それは正論だ!
でも、いま生徒の気分に戻っている私にはわかる。
ちょっとした先生の言葉ひとつで生徒は結構、単純にやる気がでるんだぞ!と。
ご褒美をぶら下げる必要もない。
いきなり完璧になることはまずない英文法、
(もし、そんな魔法の裏ワザがあるなら、ぜひ教えてほしい!!)
「時制が怪しすぎるから、時制をマスターするまでもっと単純な構造の
文章を書きましょう」とカナダ人の先生に書かれた。
猫も杓子も私の弱点は”時制”って…!!
(ロンドンのパルにもアメリカのパルにも英作文するときに
私は何に気を付ければいいのかと聞くと、”時制”と言われた…)

イギリス人の先生には「あなたの文法がよくなるように
サポートできたらうれしいです。小さなミスなので、気を付けていこう。
次のあなたの英作文を楽しみにしている。」と書かれていた。
気分を揚げて前向きに学ぼうと思える先生がいい!とロンドンのパルに言うと
「それ、小さい子を教える先生と同じような先生が希望ってこと?」と聞かれた。
なんとでも言ってくれ!
とにかく、気分を揚げて勉強し続ける、
前向きに机に向かえる言葉がけをする先生が良い!
自分の弱点なんて指摘されなくてもわかってるんです!と
ロンドンのパルに語っていて気づく。
受験生の息子にはつい、私が思う嫌な先生をしているなぁ…と。
ひたすら弱点を指摘し、気分を下げ…反省。

こどもたちの中間テストの勉強の進み具合も気になるけれど、
受験料払い込んでいる私の試験日も気になる。
夢の中まで英単語を覚えるようになるまでやるしかない!
気分アゲアゲしてくれる先生と…。